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ドル/円は株高・長期金利上昇に反応
- 2016/05/17
- NYタイム
★ドル/円の欧州タイム序盤では、時間外取引の原油先物の上昇を背景に対資源国通貨中心にドルはやや反落したが、ドルの下値は限定され、先週末のドル堅調地合いが維持された。ただ、株価が伸び悩むなか、108円台後半で小動きとなった。原油先物が強含み、株価が下げ渋るなか、ドル/円はドル堅調の流れを維持して108.90円前後で推移した。欧州勢参入後は、ドル/円は108.60円台から108.90円台にドルが再上昇となったが、109.00円の上値抵抗が依然強く、108.80円前後でドルが伸び悩むなど、手掛かり材料難のなかで方向感の乏しい動きが続いた。米5月NY連銀製造業景況指数が▲9.02となり、市場予想の+6.5を大きく下回ったことで、全般ドル安に振れが、米長期金利が上昇幅を広げたことで下押しも限定的だった。その後、株高、原油高、長期金利上昇となったことで、リスク選好の動きに一段と拍車がかかり、108円台から109円台に上昇した。ただ、109円台では利食い売りや戻り売りなどが出やすく、やや伸び悩む展開となった。経済指標は不調だったが、相場への影響は限定的で、株高・長期金利上昇に反応した。