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ドル/円はFOMCメンバーのタカ派発言で反発!

  • 2016/05/13
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

DLJPY0513

 

★欧米市場序盤では、ドル/円を中心にドルが堅調に推移した。ただ、欧州勢参入後は、ポンド売りが優勢だった。欧州株や日経平均先の下落をながめ、一時108.74円まで下落したが、押し目買い意欲強く109.00円寸前まで再び上げた。ただ、足もとの水準は利益確定売りが出やすくドルの上値が重かった。欧州株がほぼ全面安から反転したことで、リスク選好の円売りが再開した。

また、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)はこの日、英中銀金融政策委員会(MPC)で政策金利を現行の0.50%に据え置くことを決めたと発表。資 産買取プログラムの規模も3750億ポンドで維持した。いずれも9対0で決定されたが、一部市場では「一部の委員が利下げに投票するのでは」との思惑が浮 上していたため、発表後ポンド/円は一時158.30円まで値を上げた。もっとも、同時に公表されたBOEによる四半期ごとの物価報告(インフレリポート)では成 長見通しが下方修正された。買い一巡後は上値が重くなった。

 

米4月輸入物価指数が前月比0.3%上昇となり、市場予想の前月比0.6%上昇を下回り、前週分の米新規失業保険申請件数が29万4000件と、市場予想の27万件より弱い内容だったことでドルの上値が重くなった。低調な米経済指標を切っ掛けに利食い売りが強まる展開になり、上昇していたNYダウが下げに転じたことも嫌気された。その後のFOMCメンバーの講演内容がタカ派発言だったことで、米長期金利が上昇し、一時下落していたNYダウも再び上昇、原油価格も上昇したことでドル買いが再燃した。NYダウがプラス圏を回復したことでじわりとドルが強まった。

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