★欧州市場序盤では、欧州株が反落、原油価格も軟調に推移するなか、前日に加速したリスク選好による円売りは失速した。株価が下げ渋ったことを背景に、下げ幅をやや縮小したが、ドルを買い上げる強さに欠けた。日経平均先物の上昇を受けた買いが入った反面、現物の米国株や米長期金利の動向を見定めたいとの雰囲気もあった。NYダウが110ドル超下落したことでリスク回避のドル売りが強まった。しかし、原油高を受けてNYダウが下げ渋るとドルも下げ渋った。NYダウが下げ幅が広がったことで円買い･ドル売りが入った。また、米長期金利が低下幅が広がるとドル売りが強まった。NYダウの下げ幅拡大でドル売りが強まったが、前日の安値108.27円が目先サポートとして意識されたため下値も限られた。