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イールドスプレッドで4月14日の米国株市場を先取り!

  • 2022/04/14
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場では、主要三指数ともに全て反発する展開になった。3月生産者物価指数(PPI)の伸びが予想を上回り過去最大を記録したため、寄り付き後は下落した。同時に、インフレがピークに近いとの見解が強まり、金利が低下に転じると安心感から買戻しが強まり、上昇に転じた。さらに、ハイテクも買われ相場の上昇を後押しし、引けにかけ上げ幅を拡大した。ただ、引け間際には、ウォーラーFRB理事の発言などを受けて、やや上げ幅を抑えられた格好で引けた。一方、長期金利は、3月米卸売物価指数(PPI)は予想を上回ったものの、前日の3月米消費者物価指数(CPI)の結果を受けて『インフレがピークに達する兆し』との期待も台頭しており、債券買い(利回りは低下)が進んだ。今後も米長期金利の動向には注意が必要となる。イールドスプレッドからは、米長期金利が低下した一方で、三指数全てで大幅反発したことで縮小した。割高感が強まっていることから上値追いよりも、下押し調整的な動きに注意が必要である。イールドスプレッドでは、米長期金利の動向が重要なポイントになる。

 

世界的な経済成長による景気回復に連れたインフレ懸念が高まってきている。特に、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを急ぐタカ派姿勢を強まっていることから、米長期金利が上昇することでイールドスプレッドが縮小しやすく株価は売られやすい地合いになっている。そして、米国金利上昇は世界的な金利上昇を招くことになり、世界的な株価にとって、ネガティブな材料となりやすい。また、ウクライナ情勢の緊迫化が続くなか地政学リスクから株価が売られやすい。米国株のVIX指数は24.26から21.82へ低下した。ただ、VIX指数が20台乗せとなっていることで、米国株は不安定な動きは継続しやすい。

 

NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。一方で割安の目安では、イールドスプレッドがNYダウ:4.0%台、S&P500:3.8%~4.0%台、NASDAQ:2.3%~2.5%台で割安感からの反発となりやすい。割安感となるイールドスプレッドを大幅に上回っていることから、相場が落ち着くと戻りも大きくなりやすい。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲3.264%

・直近イールドスプレッド縮小:20/10/12-▲2.847%、 21/1/11-▲2.611%

                21/10/21-▲2.758%、22/4/8-▲1.896%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/8/5-▲4.102%、

               20/2/28-▲4.541%、20/3/23-6.017%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・4月12日:▲1.971%⇒4月13日:予想▲1.957%(前日比で縮小:割安)

 

4月12日のNYダウが反発した一方で、米長期金利は低下したもののイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は前日比で割高)した。平均値の▲3.264%から▲1.307%平均値より上方かい離したことで割高になった。19年1月3日の大底▲4.226%から▲2.269%下回った。19年8月5日の大底▲4.102%を▲2.145%下回った。20年2月28日の大底▲4.541%から▲2.584%下回った。20年3月23日の6.017%から▲4.060%下回った。NYダウは、インフレのピークアウト期待が続いたことや、デルタ航空の今四半期の黒字化見通しを受けて投資家心理が改善した。NYダウは、決算が嫌気されたJPモルガン・チェースの下落を受けて軟調にスタートしたものの、344.23ドル高(+1.01%)と3日ぶりに反発して終了した。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲2.779%

・直近イールドスプレッド縮小: 20/10/12-▲2.664%、20/12/08-▲2.666%

               21/1/11-▲2.320%、22/4/8-▲2.177%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/8/5-▲4.002%、

                19/8/15-▲4.179%、20/2/28-4.499%

               20/3/23-▲6.222%

・4月12日:▲2.260%⇒4月13日:予想▲2.237%(前日比で縮小:割高)

 

S&P500が反発した一方で、米長期金利が低下したもののイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は前日比で割高)した。平均値の▲2.779%から▲0.542%と平均値より上方かい離したことで割高になった。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%を▲1.632%下回った。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%を▲1.765%下回った。19年8月15日の▲4.179%を▲1.942%下回った。20年2月28日の大底▲4.499%から▲2.262%下回った。20年3月23日の6.222%から▲3.985%下回った。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲1.758%

・直近イールドスプレッド縮小:21/1/11-1.066%、21/2/16-1.144%

              21/11/23-1.299%、22/4/11-0.730%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/8/15-▲2.383%、

              19/8/15-▲2.498%、 20/3/16-▲4.094%

・4月12日:▲0.801%⇒4月13日予想▲0.762%(前日比で縮小:割高)

 

NASDAQが反発した一方で、米長期金利は低下したもののイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は前日比で割高)した。平均値の▲1.758%から▲0.996%平均値より下方かい離したことで割高になった。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲1.417%下回った。19年8月5日の大底となった▲2.383%に対して▲1.621%下回った。19年8月15日の大底となった▲2.498%に対して▲1.736%下回った。20年2月28日の大底2.803%から▲2.041%下回った。20年3月16日の▲4.094%から▲3.332%下回った。

 

NASDAQのイールドスプレッドは、米長期金利が低下した一方で、株価が反発したことで前日比で縮小した。イールドスプレッドは以前より半分以下まで縮小しているため、引き続き割高感から利益確定売りが出やすい地合いが続いている。NASDAQ総合指数のイールドスプレッドは、▲0.7%半ばまで縮小していることで、割高感が非常に強まっている。2%台に拡大するまでは割安とは言えず、売られやすい地合いが継続する。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

※毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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