★ドル/円は、アジアタイムに買われた流れを引き継いだ。夜間の日経平均先物が上げに転じるにつれて持ち直すなど下値は堅かった。欧州株の全面高を受け、リスク選好的な円売りが強まった。エバンス米シカゴ連銀総裁がロンドンの討論会に参加し、『米高のファンダメンタルズは良好』、『コアインフレの2％回復に一層の確信を望む』などと述べらことでドル買いが強まり108円目前まで買われた。日経平均先物や欧州株の上昇を背景にリスク選好の動きが強まりドル買いが加速した。NYダウが再び下げに転じるなど全般株価が上値の重い動きとなったうえ、欧州序盤からほぼ一本調子で上昇していたこともあり一巡後は利食い売りに押された。新規材料難のなか、NYタイムに入り値動きが細った。また、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁は『今年の米GDP成長率は2％程度と予想』『6月の利上げは可能』『今年の利上げ回数はデータ次第』などの発言があったが、相場の反応は限られた。