マーケット情報
株式・FX・商品情報
トルコリラ/円と89日単純線の相性!
- 2016/05/09
- アジアタイム
★トルコリラは4日のトルコのダウとオール首相の人報道を受けて下落を強めた。同首相は、クルド問題などでエルドアン大統領との対立を深めていたことが伝えられている。トルコの大統領は、象徴的な意味合いが強いが、これをひるがえすべくエルドアン大統領は、憲法を改正して大統領に政治的な実権をもたせるべきだと主張している。そのため、政局の不安定さを示している。また、地政学的にもシリア問題と絡めて、ロシアとの軋轢や、難民問題では、EUやユーロ圏との協調が指摘されている。ユーロとの協調は、2023年までの問題と指摘されているが、トルコがユーロに変更される可能性があるということになる。かなり先のことであると思われるが、トルコリアにとっては波乱要因となる。
トルコリラ/はフィボナッチ係数線の89日単純線(緑線)が上値抵抗ラインとなるケースが多い。その際に、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)が買われ過ぎまで上昇しているケースとなっている。89日線まで上昇してきた時に、ストキャスティクス・スローが買われ過ぎまで上昇していたら下落するパーターンとなっている。今後もこのパターンが続くかどうかは分からないが、89日線まで戻りがあった場合はストキャスティクス・スローをチェックすると良いかもしれない。