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ドル/円は弱い米雇用統計後NY連銀総裁発言で持ち直す

  • 2016/05/07
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

DLJPY0507

 

★欧州タイム序盤の取引では、原油価格と株価が下げ渋る中、円買いの勢いは一服となったが、円全面高の流れは維持された。日経平均先物が下落したことも重しとなりジリ安となった。昨日安値106.80円が意識されたことで下値の堅さが確認され一時107円台を回復した。米4月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比16万人増と市場予想の前月比20万人増を下回った。また、失業率も5.0%と市場予想の4.9%より弱かった。指標発表直前に思惑的なドル売りが強まったが、結果を受けて一時106.42円まで下落した。ただ、平均賃金や労働参加率が緩やかな改善傾向となったことで下げ止まった。急低下していた米長期金利が上昇に転じたことでドルの買い戻しが入った。しかし、107円手前で上値を抑えられると再びドル売り圧力が高まった。その後、ダドリー米NY連銀総裁が『今年2回の利上げが妥当な予想』と発言したことで米長期金利が上昇幅を拡大したことが好感された。また、NYダウが上昇したこともドルの下支えとなった。結局107円台前半で終了した。

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