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円買い止まらず106円台前半で終了!
- 2016/04/30
- NYタイム
★欧州勢は東京市場休場の流動性希薄な中を円買いで参入した。ドル/円は107円割れの攻防となった。節目の107.00円を下抜けて106.86円と2014年10月22日以来の安値を付けた。売り一巡後はショートカバーが入り107円台を回復したが戻りは限定的だった。欧州株安でリスク回避的な円買いに振れやすい反面、値頃感によるドルの押し目買い意欲強く、売り買い交錯した。一時107.40円前後まで上昇する場面も見られたが、4月景気指標や米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)が予想を下回る結果となったことでドル買いも一服した。また、米国株安も重しとなった。米国株が下げ幅を拡大したことや米長期金利の上昇幅縮小が嫌気された。急ピッチで下げた反動から切り返す場面もあったが、107円台を回復出来なかったことでじり安になった。その後は、シカゴ日経平均株価が一段と下げたほか、米国株の戻りも鈍くリスク回避の円買いが強まった。