★欧州タイム序盤の取引では、ドル/円急落は一服、ドルは108.05円前後から108.40円台に下げ幅をやや縮小した後、日経先物が下げ渋ったことや、原油価格が堅調推移したことで108円台前半で売り買いが交錯した。日経平均先物が下げ幅を拡大するとドル/円は107.90円前後に下落した。しかし、4月のドル下落局面でトリプルボトムとなった107円台後半での下値抵抗強く108.20-30付近でもみ合い相場となった。米1-3月期GDｐ速報値は実質前期比年率0.5％増と市場予想の0.7%増を下回った。一方、前週分の米新規失業保険申請件数は25万7000件となり、市場予想の25万9000件より若干強い結果となった。良好な雇用指標を受け米長期金利が上昇に転じたことでドルは下値を切り上げた。ドル買いが一服すると、米長期金利が低下に転じたことや、日経平均先物が下落幅を拡大したことで再びドル売りが強まった。その後は、米7年債入札後に米10年債利回りが低下し、日経先物が220円に下げ幅を拡大したことで、ドル売りが再燃し107.84円まで下落するも、108.10円前後で方向感のない相場になった。