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ドル/円は米雇用統計を前にスクイーズの様相!
- 2021/11/05
- アジアタイム
★ドル/円の日足では、10月12日以降概ね113.00-114.70円のレンジ相場になると、ボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)の±3σのバンドが縮小傾向するスクイーズの様相となっている。
スクイーズ後は、上下に放れるエクスパンションによる大きな変動につながりやすい。
上下にどちらに放れるかを探る参考としては、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)の%DとSlow%Dの両線が下向きになっており、下押しバイアスが強いことを示している。
ただ、一目均衡表の雲の上限の上方に位置していることから、下値目処としては雲の上限近辺となりやすい。
上下に放れるトリガーとしては、今晩発表される10月米雇用統計の可能性もある。11月連邦公開市場委員会で、11月から量的緩和(QE)縮小開始する計画を発表した。ただ、利上げには労働市場の回復が必要で今はその時期ではないとした。利上げのタイミングを探るためにも今後の労働市場動向に注目が集まる。市場予想では、失業率:4.7%(9月4.8%)、非農業部門雇用者数:前月比+45万人(+19.4万人)、民間部門雇用者数:前月比+42万人(+31,7万人)、平均時給:予想:前月比+0.4%、前年比+4.9%(+0.6%、+4.6%) になっている。
テクニカル的には、いつ上下に放れても不思議ではないことから、今晩の米雇用統計発表後の動向には注意が必要となる。