日米金融政策決定会合や企業決算を控えて様子見ムードの中、米国株式市場は下落。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前週末比0.2％安の2087.79。一時0.7％下げる場面も観測。NYダウは26.51ドル（0.2％）安の17977.24ドル。アップルなど、Ｓ＆Ｐ500種構成銘柄の3割程度が今週決算を発表する予定だ。米時間朝方に発表された３月の米新築住宅販売は市場の予想とは違い減少、３カ月連続でのマイナスとなった。また、NY原油先物市場ではＷＴＩ先物が、５カ月ぶり高値から大幅下落。クウェートでは６月までに産油量を日量300万バレル超に引き上げる計画を発表し、。イランでは１月の制裁解除以降100万バレル増産した発表したことなどが、材料視された模様だ。OSE2256月限のﾅｲﾄｾｯｼｮﾝでは、OSE比40円安の17410円で取引を終了。売買高は19678枚だった。CME225先物(円建て)の清算値はOSE比5円高の17455円。安値は17330円。今日の日経平均先物は、欧米株式市場が米FOMCを前に軟調に推移したこともあり、日柄調整が意識され、上値の重い展開か？また、ｱｯﾌﾟﾙ決算も控えており、様子見ﾑｰﾄﾞが強まりそうだ。しかしながら、為替相場の動向次第では上値トライの場面も観測されるかもしれない。、目先は5日線や20日から21日に空けたギャップ(17110円から17170円)を意識する展開が警戒される可能性も否めない。5日線を終値ﾍﾞｰｽでギブンされなければブルトレンドは続く可能性も高い。個別では日電産に注目が集まる。昨日の引け後に決算を発表し、夜間PTSでは2.47%安の下落。三菱自の動向も注視。今日に国交省に燃費試験ﾃﾞｰﾀの不正に関して詳細な内容を報告する予定とのことだが。朝の報道によれば四輪駆動車に二輪駆動車のﾃﾞｰﾀ流用とのことで、軽自動車だけではなく、幅広い車種で不正が行われていた可能性が高いらしい。

【買い材料】

・日銀による追加緩和政策への思惑
・NY為替－ドル円、110円後半で下げ渋る
・CME225先物は大阪取引所比で上昇、17455で引け

【売り材料】

・米国株式市場－小幅安　日米の金融イベントや企業決算を控え様子見
・欧州株式市場－続落、中国先行き不透明感も重し
・NY原油先物－反落、原油在庫増への懸念も重し
・恐怖指数VIXは14.08、前日比上昇
・人民元の25日の中間レートは1米ドル＝6.5120元、3営業日続落
・三菱自（7211）、四輪駆動車に二輪駆動車のデータ流用（ＮＨＫ）
・パナマ文書による租税回避問題

【その他注目点】

・FOMC(～27日)
・米5年国債入札
・米債券市場－続落、株安・原油安は材料視されず
・NY金先物－反発、株安やドル安が背景
・CRB指数－続落　砂糖、トウモロコシが上昇　天然ガス、原油が下落
・欧州債－独10年債利回りは3月中旬以来の高い水準　
・補正5000～6000億円で調整 政府、来月13日に閣議決定（読売）
・サウジ、国営石油上場へ アラムコ、時価総額220兆円見込む
・楽天、「ドローン」ゴルフ場で活用へ
・熊本、大分、震度1以上の揺れ900回超える
・米大統領選、きょう東部5州で予備選挙
・ビットフライヤー、増資で30億円調達

14:00　パソコン出荷(3月)　　

08:00 韓国1-3月期GDP
20:00　ブ・FGV消費者信頼感 (4月)　　67.1
21:30　米・耐久財受注(3月)　1.9％　-3.0％
22:00　米・S&P/ケース・シラー総合-20住宅価格指数(2月)　5.50％　5.75％
23:00　米・消費者信頼感指数(4月)　95.6　96.2

《決算発表》

エムスリー、コカウエスト、信越化、ＪＦＥＨＤ、小糸製、シマノ、キヤノン、東エレク、東北電、コメリ、ＧＭＯクリック、メタウォーター、積水樹、四国化、日本トリム、不二家、日車輌、昭和飛、東陽テク、岩井コスモ、だいこう、ソフトバンテク、東エレデバ、ＦＦＥ＆Ｃ、Ｖコマース、トーメンデバ、伊勢化、小野測、ジャパンＦなど

《米決算発表》

アップル、３Ｍ、コーチ、Ｐ＆Ｇ、コーニング、フリーポート・マクモラン、ＡＴ＆Ｔ、イーベイ

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