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東京株式市場為替相場を睨みながら上値トライか!?
- 2016/04/25
- アジアタイム
先週末の米株市場で、ナスダック100指数は前日比1.5%安の4474.19で終了。一時は2.2%下落。決算が期待外れとなったマイクロソフトやグーグル親会社のアルファベットが大きく売り込まれたことが嫌気された模様だ。一方で、原油高を背景にエネルギー株が上昇し、S&P500種株価指数はほぼ変わらずの2091.58。一時は0.5%下落したものの下げを戻す結果に。NYダウは前日比21.23ドル(0.1%)高の18003.75ドルで終えた。エネルギー株の上昇に支えられ、ラッセル2000指数は1%上昇した。今週、米株市場では、小型株から大型株まで800社以上が決算を発表する予定となっている。市場で注目されるのは明日のアップルの決算だ。NYMEX市場で原油先物は反発。WTI(6月限)は前日比0.55ドル高の43.73ドルで終了した。先行きの需給引き締まり期待から買いが先行している模様だ。週末の欧州主要市場は下落。フランクフルト市場では自動車大手フォルクスワーゲンが排気ガス不正問題に関連する引当金を従来から2倍超となる162億ユーロに引き上げると発表したことを嫌気した。
ドル円が一時111円80銭に上昇した事を受けてCME225先物は17770円まで上昇、清算値(円建)はOSEの日中終値比で170円高の17740円となった。OSEナイトセッションは、17610円で始まった後、一時は、17500円を割りこみ17470円(18:00)まで下落したが、17740円(2:47)まで上伸した。今週の日経平均は、日銀会合までは売りを先行しづらく、為替動向によっては、今年1月7日以来となる18000円台に乗る可能性も否めない。国内の決算では、業績が決して期待されていない中でのドル円の回復が決算企業を再評価する見方も台頭しそうだ。
【買い材料】
・米国株式市場-ダウ平均とS&P500は週間で上昇
・米債券市場-続落 金融市場のセンチメントは良好
・NY原油先物-反発 上向きのトレンド維持される
・NY為替-円一段安 ドル円は1日以来の高値
・CME225先物は大阪取引所比で上昇、17740で引け
・恐怖指数VIXは13.22、前日比低下
【売り材料】
・米国株式市場-テクノロジー株が下落
・欧州株式市場-軟調 自動車関連弱くDAXは今週初めて下落
・人民元の22日の中間レートは1米ドル=6.4898元、前日比で0.146%元安
【その他注目点】
・CRB指数-小幅続落 天然ガス、原油が上昇 小麦、トウモロコシが下落
・NY金先物-大幅続落 ドル高や市場センチメントの改善で
・欧州債-まちまち 英長期債は続落
08:50 企業向けサービス価格指数(3月、日本銀行) 0.2% 0.2%
14:00 民生用電子機器国内出荷(3月)
14:00 3月シンガポール消費者物価指数(CPI)
17:00 独・IFO企業景況感指数(4月) 107.0 106.7
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(4月24日まで1カ月間) 0.45%
20:25 ブ・週次景気動向調査
23:00 米・新築住宅販売件数(3月) 52.0万戸 51.2万戸
02:00 米財務省、2年債(260億ドル)入札
○未定 コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁、クーレECB理事、講演
○欧米5カ国首脳会合
○オーストラリア、ニュージーランド(アンザックデー)、休場
《決算発表》
JSR、日立化成、オービック、日本電産、さくら、アパマンショ、石塚硝、OBC、コクヨ、コア、アンジェスMG、高純度化、アマノ、メルコ、A&T、アクセル、アトム、SPK、キヤノン電、信越ポリ、キヤノンMJ、KABU.COM、センチュリー21、KIHD、日立国際、エクセディ、篠崎屋、蝶理
《株式分割》※権利取最終日
ジェネパ、テクノスJPN、ロックフィール
場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740