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日経225の相場節目から52週SMAを回復基調!

  • 2021/08/24
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★日経225の中期トレンドを示す週足では、20年3月20日週安値16,358.19円を起点として20年10月30日週安値22,948.47円を結んだトレンドライン(S1)を下抜けた。そして、21年2月19日週高値30,714.52円を起点として、21年6月18日週高値29,480.85円を結んだトレンドライン(R1)がレジスタンスとして意識され下押しする展開になっている。

また、13週SMA(赤線)を下抜けすると上値が抑えられ26週SMA(青線)も下抜けする展開になった。そして、13週SMAが26週SMAを下抜けるデッドクロスして下落基調が強まった。

先週末には、52週SMA(緑線)をじわりと下抜けする展開になり、下落基調の継続が危惧された。

ただ、昨日大幅上昇したことや、本日も続伸していることから52週SMAの27,342.20円を回復しており、一気に下抜けするような動きは回避されている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)でも、週末には%DとSlow%Dは下向きになっていたものの、昨日と本日の上昇で%Dが低水準で横ばいになってきた。そのため、下落のバイアスがやや鈍化してきている。

戻り場面が続くと上値目処としては下向きの13週28,159.78円が直近の上値目処として意識される。また、上抜けした場合では、R1とほぼ重なる26週SMA28,679.86円もレジスタンスとして意識される。28,000円台での上値の重さが意識されそうである。

一方、再び下落基調となり52週SMAを下抜けするようなら、20年3月20日週安値と21年2月19日高値の38.2%押しの25,230.40円や50.0%押しの23,536.36円と200日SMAの23,348.27円が下値目処として意識される。

 

一旦は下げ止まったものの、52週SMAを明確に上回ったわけではないことから、引き続き攻防は続いている。13週SMAと26週SMAが下向きになっていることから、徐々に上値が切り下がってくる。そのため、両線を上抜け出来ないと上値の重さが意識される展開になる。一方、上値を抑えている13週SMAと26週SMAを上抜け出来ると、再び先行期待が高まりやすい。

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