★欧州市場の序盤では、原油価格が下げ渋る展開を受けドルは欧州タイムに入って買われ、一時109.06円まで上昇した。ただ、欧州株がやや売り優勢のなか、円買いフローも観測されたが上値の重い展開だった。米長期金利の上昇を受け、ドル買いに振れた。また、原油価格が底堅く推移したことで円売りフローが観測された。日経平均先物の上昇などを手掛かりに円売り・ドル買いが強まった。ただ、前日の高値109.48円が目先上値として意識された。全米リアルター協会（NAR)が発表した米3月中古住宅販売件数が年率換算で533万戸となり、市場予想の528万件を上回る結果となったが、反応は限定的だった。イラク関係筋の話として『産油国会合が5月にロシアで開催される可能性』と伝わると原油価格が急伸し、日経平均先物も大きく上昇したことでリスク選好のドル買いが強まった。その後もNYダウが一時100ドル超上昇したことなどをながめ円売り・ドル買いが優勢となった。