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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 FRBの利上げ継続観測からドル買い!

  • 2018/06/21
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場朝方の取引では、ドルは主要通貨に対して概ね前日比小幅高で推移し、欧州株はやや反発気味だった。欧州時間に予定されているドラギECB総裁やパウエル米FRB議長、黒田日銀総裁などのパネル討議を控えて様子見ムードが強まり110.20円を挟んだもみ合いとなった。オーストリア中銀のノボトニー総裁がユーロの値動きについて、対ドルで弱含むとの見方を示すと、ユーロはドルや円に対して売りが強まった。ドル/円はユーロ・円につれ安となった。欧州株は全面高、NYダウ先物も堅調地合いとなり、前日のリスク回避的な円買いは後退した。ただ、株高にも米長期金利が2.90%台付近から伸び悩んだことからややドル売りが優勢となった。『中国は米関税に強い対抗措置を講じると表明した』との一部報道が伝わると109.95円まで下押ししたが、反応は一時的だった。その後、パウエル米FRB議長がパネル討議で『段階的な利上げを継続する根拠が強い』『雇用市場は一段と強く、賃金成長を後押ししている』と述べると、米長期金利の上昇とともに110.20円台まで切り返した。一旦下落したものの、NYダウが上げに転じたことで円売り・ドル買いがじわりと強まった。パウエルFRB議長がECBフォーラムで、米国経済が非常に良好で、インフレもFRBの目標である2%に近づいたとし、『緩やかな利上げ継続の根拠が強い』とさらなる利上げを示唆したことから、米長期金利の上昇などを手掛かりに円売り・ドル買いが強まった。

 

パウエル米FRB議長の発言から、米国は引き続き利上げ継続されるとの観測から米長期金利が上昇したことを受け、ドル高・円安が継続した。昨晩の欧米市場でのレンジは109.95円~110.45円となった。上下限を抜けると、短期筋などのストップロスが入りやすくなり、加速的な動きとなりやすいので注意。米長期金利が再び上昇してきたことから、ドルは底堅い展開となりやすい。

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