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5分足で分かるドル/円欧米市場動向!105.00円台の上値の重さを確認!
- 2020/09/23
- NYタイム
★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物の続落にも米長期金利低下一服に104.60円台近辺で推移した。欧州通貨がボラタイルに動いている中、104円後半でのもみ合いが続いた。ドルにはリスク回避の買いが入りやすいものの、足元では買いが一服となり104.70円台まで上昇した後、107.50円台に失速した。欧州市場中盤の取引では、NY勢参入を控え為替は全般もみ合い商状となったが、リスク回避のドル高・円高地合いが持続した。なお、NYダウ先物は42ドル安、米長期金利は0.67%近辺でもみ合い推移した。
対ポンドでドルが再び買い戻されたため下値を切り上げるなど、ポンドに対するドルの強弱に振らされた。NY市場ではパウエルFRB議長とムニューシン米財務長官の下院証言を控えリスク回避の円買いが後退した。パウエルFRB議長やムニューシン米財務長官の下院証言は、米経済が予想以上に速いペースで回復しているとの見解でドルが続伸した。米国株が堅調推移したほか、米長期金利も前日比プラスの水準へ戻したことでドルが小幅高となった。米国株高でリスク回避のドル買いが後退したことで105円割れへ下押しした。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・9月消費者信頼感指数速報値:‐13.9(予想:-14.6、8月:-14.7)
・米・9月リッチモンド連銀製造業指数:21(予想:12、8月:18)
・米・8月中古住宅販売件数:600万戸(予想:600万戸、7月:586万戸)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は104.35-105.07円のレンジ
・欧州では感染再拡大が懸念されユーロ売り優勢
・ベイリー英中銀総裁が『英経済をサポートするなら何でもする』と発言
・同総裁はマイナス金利は近く導入する状況ではないと否定
・米国株が上昇し米長期金利も上昇に転じたことがドル相場の支援材料
・VIX指数は27.78から26.86へ低下