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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 WHOの緊急事態宣言見送りで円買い後退!

  • 2020/01/24
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物が下げ幅を縮小し、日経先物も60円高に反発する中、リスク回避の円高は一服となった。なお、欧州株は概ね軟調に取引を開始した。欧州市場では、米長期金利が下げ渋ったほか、欧州株式市場ではプラスに転じる指数もあり、ドル/円も底堅く推移した。欧州株式市場の反転やNYダウ先物のプラス圏浮上が期待され、リスク回避的な円買いは後退した。ただ、109.65円付近まで戻る場面があったが、直ぐに押し戻されるなど反発力の弱い展開となった。

 

米新規失業保険申請件数が事前予想を下回ったことで、米雇用情勢改善が示唆され一旦ドルは下げ渋った。しかし、ラガルドECB総裁の会見をきっかけにユーロ/円が下落するとドル/円にも売りが出た。また、新型肺炎の感染拡大への懸念を背景に世界で株安傾向となり、リスク回避が強まり円買いが優勢となった。下げ渋っていた米国株が再び下げ幅を拡大し、米長期金利が1.71%台まで低下幅を広げたことも手掛かりにドル売りが優勢となった。その後、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスについて『緊急事態』を宣言しなかったことでドル/円の下支えとなった。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・1月消費者信頼感指数速報値:‐8.1(予想:-7.8、12月:-8.1)

 

・米・先週分新規失業保険申請件数:21.1万件(予想:21.4万件、前回:20.5万件←20.4万件)
・米・失業保険継続受給者数:173.1万人(予想:175.6万人、前回:176.9万人←176.7万人)
・米・12月景気先行指数前月比‐0.3%(予想:-0.2%、11月:+0.1%←0.0%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円は109.23∸65円のレンジ相場

・ラガルドECB総裁の会見をきっかけにユーロ下落

・新型肺炎の感染拡大でリスク回避姿勢強まる

・米長期金利は一時1.7117%前後まで低下

・WHOが新型肺炎について『緊急事態宣言』を見送る

・VIX指数は12.91から12.98へ上昇

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