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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 FOMC結果を控えてドル売り継続!

  • 2020/06/10
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、株安・原油安・債券安が進行する中、リスク回避のドル高・円高・スイス高が加速した後、株安が一服となるに連れ、日中安値からやや持ち直して売り買いが交錯した。欧州株が下げ幅を拡大、日経先物も300円安に大幅続落となる中、リスク回避によるドル買いの動きが再燃した。日経先物が下げ幅を広げる中、米長期金利低下にドル/円の戻りは依然弱くもみ合い推移した。欧州株やNYダウ先物などが売り一服となったことに伴い、リスク回避の動きも一旦落ち着いた。一時108.20円台まで買い戻されていたが、その後は対ユーロなどでドル売りが進んだ影響もあり、再び頭が重くなった。

 

翌日のFOMC結果公表を前に米長期金利が低下すると全般ドル売りが優勢となり日通し安値を付けた。ドル売り意欲が収まらずドル/円は上値の重い展開となった。欧州終了後は動意に薄く、ドル/円は上値が重いまま107.70円付近でのもみ合いが続いた。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・1-3月期GDP確定値:前年比-3.1%(予想:-3.2%、改定値:-3.2%)

 

・米・4月JOLT求人件数:504.6万件(予想:575.0万件、3月:601.1万件←619.1万件)
・米・4月卸売在庫改定値:前月比+0.3%(予想:+0.4%、速報値:+0.4%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は107.58-108.24円のレンジ

・ドイツの4月輸出の大幅な落ち込みを懸念

・FOMCの思惑から米長期金利が低下したことでドル売り

・200日移動平均線の108.44円を下抜けドル売り優勢

・米国債はポジション調整目的の買い優勢

・米国株はFOMC結果公表前に利益確定売り優勢

・VIX指数は25.81から27.57へ上昇

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