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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 112円台定着できるか焦点!
- 2018/09/17
- NYタイム
★欧州市場朝方のと理非期では、リスク選好によるドル安が進展した。ドル全面安地合いの中、111.80-85円付近でドル下げ渋るも下押しは限定的となった。欧州株が全面高、NYダウ先物も堅調地合いを維持し、ドルはもみ合い商状となった。欧州市場中盤では、NY勢参入を控え、為替は持ち高調整主体の動きとなり、ドル/円以外ではドル買い戻しの流れが持続した。米8月小売売上高など経済指標の発表を控え米長期金利が上昇したことでドル買いが優勢となった。
米8月小売売上高や米8月輸入物価指数は予想を下回る結果だったが、発表後に米長期金利が上昇したため全般ドル買いが強まった。カプラン米ダラス連銀総裁が『FRBは中立水準まで金利を引き上げるべき』と述べたことも支援材料となり、112円台を回復した。米9月ミシガン大消費者信頼感指数が市場予想を上回る結果となったが、112.10円で手間で上値が重くなった。米長期金利が3.00%に達した後、米シカゴ連銀総裁の『見通しに対するリスクは均衡しており、ファンダメンタルズはしっかり』『FRBが年内にあと2回利上げをしても驚かない』などタカ派発言に支えられドル全面高地合い推移した。
『トランプ大統領は米中貿易協議にかかわらず、中国製品2000億ドルに追加関税賦課を望む』との一部報道でドル売り優勢になった。
その後、米株や米長期金利が落ち着いた動きとなり、週末にかけて徐々に動意が薄まり、112.00円を挟んでもみ合いとなった。
★欧米市場のポイント
・111.73-112.16円のレンジ相場
・米長期金利は一時3.00%台でドル買い
・米経済指標は好悪まちまちの結果
・FRB要人のタカ派発言でドル買い
・米中貿易摩擦悪化報道でドル売り
・1122円台を挟む展開で大引け