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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 104.00円を挟んで方向感に欠ける展開!

  • 2020/12/12
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、ポンド/ドルが下落したことに主導され、全般的にドル買い戻しの動きが優勢となり、104.05円前後でドルが下げ渋った。なお、NYダウ先物は5ドル高で推移した。NYダウ先物が145ドル安、日経先物も100円安に続落となる中、対ポンド中心にドル高・円高が交錯し、ドル/円は104.10円前後でもみ合いとなった。米長期金利が0.882%付近に低下幅を広げたことに連れ、リスク回避の円高圧力は根強く、104.00円前後で売り買いが交錯した。

 

英・EU通商交渉についてネガティブ発言が多く、決裂懸念が高まる中、ドル/円は104.10円近辺でこう着し、方向感に欠ける動きが継続した。米追加経済対策の年内進展不透明感や、英EU貿易協議の対立難航、米国でのコロナ感染増か持続などで、米国株安と安全逃避の米国債買い(利回りは低下)が優勢で改めて104円台割れとなった。米長期金利が0.87%前半まで低下したことを受け、ドル売りが強まったが、ロンドンフィキシング前にドルは持ち直した。しかし、フィキシング後は伸び悩んだ。4日の安値103.74円や3日の目先サポートとして意識されたほか、米政府閉鎖が回避されたことが好感され反発し、104円台を回復した。

 

★欧米主要経済指標

・米・11月生産者物価指数:前月比+0.1%(予想:+0.1%、10月:+0.3%)
・米・11月生産者物価コア指数:前月比+0.1%(予想:+0.2%、10月:+0.1%)
・米・11月生産者物価指数:前年比+0.8%(予想:+0.7%、10月:+0.5%)
・米・11月生産者物価コア指数:前年比+1.4%(予想:+1.5%、10月:+1.1%)
・米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:81.4(予想:76.0、11月:76.9)
・米・12月ミシガン大学現在景況観:91.8(11月:87.0)
・米・12月ミシガン大学消費者先行景況感:74.7(11月:70.5)
・米・12月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:2.3%(11月:2.8%)
・米・12月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.5%(11月:2.5%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は103.79-104.15円のレンジ

・英国がEUから合意なき離脱の可能性高まる

・11月米生産者物価指数(PPI)が予想より弱くドルの重石

・米追加経済対策をめぐる協議停滞への懸念から米株下落

・米上院が1週間の暫定予算案を可決し政府閉鎖が回避

・VIX指数は22.52から23.31へ上昇

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