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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米長期金利上昇でドル下支え!

  • 2020/03/31
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場朝方の取引では、欧州株は全面安で推移となる中、ドルはリスク回避の動きにも支援され堅調に推移した。欧州株が再下落、米長期金利も低下となる中、107.50円台に下落した。独・伊を中心に欧州株が持ち直し下げ幅を縮小する中、ドルが下げ渋る展開となった。NYダウ先物の下落、米長期金利の低下一服で108円付近まで切り返した。その後、東京知事が20時から緊急記者会見との報道で事前に警戒感が高まっていたため、都知事会見終了後にドルの買い戻しが入った。日米株価指数先物が底堅く推移していることが支えとなったうえ、対ユーロでのドル高も買いを促し一時108.29円付近まで上昇した。

 

米長期金利が0.59%台まで低下すると107.60円台まで弱含んだ。ただ、ロンドンフィキシングに絡んだ円売り・ドル買いが出ると108.16円付近まで強含んだ。108円前半の上値の重さを確認すると再び107円後半まで下落した。しかし、低下幅を縮小した米長期金利などが支えとなり、ドルは底堅く推移した。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・3月景況感指数:94.5(予想:91.6、2月:103.4←103.5)
・英・2月住宅ローン承認件数(中銀):7.35万件(予想:6.85万件、1月:7.13万件←7.09万件)

 

・米・2月中古住宅販売成約指数:前月比+2.4%(予想:-1.8%、1月:+5.3%←+5.2%)
・米・3月ダラス連銀製造業活動指数:‐70(予想:-10、2月:1.2)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は107.48-108.29円のレンジ

・都知事会見終了後にドル買い戻し

・月末・期末を控えてロンドンのフィキシングで円売り・ドル買い

・米10年債利回りが上昇に転じ0.72%台を回復したことでドル底堅い

・VIX指数は65.54から57.08へ低下

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