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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米国で追加経済対策を巡る協議難航でドルじり安!
- 2020/08/05
- NYタイム
★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物が42ドル安、日経先物も100円安に反落となる中、欧州勢参入後のドル売りは一服した。なお、欧州株は高安まちまちで推移した。ユーロ圏の生産者物価指数は予想よりも改善し、ユーロ/ドルの底堅い値動きでドルに下押し圧力がかかった。欧州序盤にドル売りが先行したものの、ドル売りの真紀子年が入り106円台を回復した。
欧州通貨を中心にドル買いが進むと106.20円までわずかに高値を更新した。米国の追加財政策交渉にめどがたたずNYダウ先物は51ドル安、米長期金利は0.54%から0.52%まで低下したことでドル売りとなった。米長期金利が一時0.5102%前後と3月9日以来約5ヵ月ぶりの低水準を付けると円買い・ドル売りが継続した。追加のコロナ対策に関してトランプ政権や民主党側から協議進展の話が伝わったが、具体的な内容については報じられず、低下傾向の米金利がドルの重石となった。追加コロナ対策協議の難航懸念で伸び悩んだNYダウを眺めながらドルのじり安が継続した。米長期金利が0.5053%前後まで低下したこともドルの重石となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・6月生産者物価指数:前年比-3.7%(予想:-3.8%、5月:-5.0%)
・米・6月製造業受注:前月比+6.2%(予想:+5.0%、5月:+7.7%←+8.0%)
・米・6月耐久財受注改定値:前月比+7.6%(予想:+7.3%、速報値:+7.3%)
・米・6月耐久財受注(輸送用機除く)改定値:前月比+3.6%(速報値:+3.3%)
・米・6月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+3.3%(速報値:+3.4%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は105.60-106.20円のレンジ
・ドイツ連銀による独国債購入がユーロ買い
・106円台には本邦輸出勢の円買い・ドル売り注文が観測
・米10年物国債利回りが一時5ヵ月ぶりの低水準
・米国で追加経済対策を巡る与野党の協議が難航
・VIX指数は24.28から23.76へ低下