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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米債券利回り上昇からドル買い優勢!

  • 2021/07/14
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、円相場の動意は限定され、前日比横ばいの110.37円近辺で小動きを継続した。なお、NYダウ先物は28ドル安に小幅反落、米長期金利は1.37%近辺に小幅上昇した。ラガルドECB総裁の引き締めに慎重な見解が伝えられるとユーロは弱含んだが、ドル/円は小動きとなり110.30円台でのもみ合いとなった。6月米CPIの発表を控えた持ち高調整の動きが続く中、米長期金利が1.35%台に低下となったことを背景にドル反落の流れが持続した。米長期きんりは1.34%台まで低下したことでじり安となった。

 

6月米CPIがコア指数とともに市場予想を大きく上回る結果となったため、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行し、一時110.55円まで日通し高値を付けた。しかし、一目均衡表基準線110.43円や転換線110.60円付近ではドル戻り売りなどが出たため上値は限定的となった。米長期金利が低下に転じたことも相場の重石になった。一時1.34%近辺まで低下した米長期金利が不調な30年債入札を受けて1.37%台へ戻したことからドル買いが優勢になった。米長期金利が1.42%台へ戻すと、全般ドル買いが優勢になった。米長期金利が高止まりする中、ドル/円は110.65円まで上昇幅を広げた。

 

★欧米主要経済指標

・米・6月消費者物価指数(CPI):前年比+5.4%(予想:+4.9%、5月:+5.0%)
・米・6月消費者物価コア指数:前年比+4.5%(予想:+4.0%、5月:+3.8%)
・米・6月消費者物価指数:前月比+0.9%(予想:+0.5%、5月:+0.6%)
・米・6月消費者物価コア指数:前月比+0.9%(予想:+0.4%、5月:+0.7%)
・米・6月財政収支:-1742億ドル(予想:-1940億ドル、20年6月:-8640.74億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は110.15-65円の展示

・ラガルドECB総裁の引き締めに慎重な見解が伝わりユーロ売り

・6月米CPIが予想を大きく上回る内容に米長期金利が上昇

・米30年債入札の不調を受けて債券売り圧力が強まる

・フィッチの米国格付はAAAの据え置きで見通しはネガティブ

・VIX指数は16.17から17.12へ上昇

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