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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米中貿易摩擦の激化の影響は軽微!

  • 2018/07/07
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場朝方の取引では、米中貿易摩擦への懸念材料は出尽くしで一服、前日比小幅安水準でもみ合いとなった。また、欧州株が持ち直し、日経先物も下げ幅縮小する中、リスク選好回復によるドル安・円安が優勢の展開となった。ただ、欧州亜k部は全面高からまちまちに、またNYダウ先物も軟調地合いとなり、円売りは一服した。米6月雇用統計では非農業部門雇用者数の前月比は予想を上回る増加となったが、失業率や平均時給が市場予想よりも悪化したことでドルは下落した。その後もドル売りの流れが続き、継続的にドル買い注文は持ち込まれたが、週末を控えて短期筋を中心にポジション調整のドル売りが優勢となった。米長期金利が上昇に転じたことや、NYダウが一時160ドル超上昇したことで円売り・ドル買いがじわりと強まった。ただ、戻りの鈍さを確認すると再び下落基調となった。その後は、週末を控える中、NY時間午後になると、相場材料に乏しく方向感が出なかった。

 

★本日欧州市場のポイント

 ・110.35-67円のレンジ相場

 ・米中貿易摩擦激化の影響は材料出尽くしで軽微

 ・雇用統計の賃金の伸び悩みでドルは総じて弱い展開

 ・方向感に欠ける値動き

 

★米6月雇用統計結果など

米労働省が発表した米6月雇用統計で非農業部門雇用者数は予想外に2カ月連続の20万人台の増加となった。また、4月、5月の2カ月間でも3.7万件上方修正された。製造業の雇用は+3.6万人と、鈍化予想に反して5月から伸びが拡大した。一方で、失業率は4.0%と、予想外に1969年以降49年ぶリの低水準となったが5月3.8%から上昇した。不完全雇用率(U6)も7.8%となり、7.6%から上昇した。平均時給は前月比+0.2%と、5月+0.3%から予想外に伸びが鈍化した。前年比では+2.7%と、伸びが拡大予想に反して、5月と同水準にとどまった。労働参加率は62.9%と、予想外に62.7%から上昇したことは好感材料となった。全般的に米国の利上げ軌道を後押しする結果との見方になった。
米商務省が同時刻に発表した5月の貿易収支は431億ドルの赤字となった。赤字幅は5月461憶ドルから予想以上に縮小した。2016年10月以降1年半ぶりの低水準となった。
賃金の伸びが予想を下回り米債利回りは低下したことを受けドル売りが優勢となった。

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