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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米中貿易協議の進展期待後退でドルじり安!

  • 2019/11/14
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場朝方の取引では、ドルは主要通貨に対して強弱まちまちの展開となり、ドル/円は前日終値近辺で小動きが続いた。なお、欧州株は軟調に開始した。NYダウ先物と米長期金利が下げ幅を広げる中、リスク回避の動きにドルは軟調となった。その後も、米長期金利の低下が止まらず、1.87%台まで低下幅を広げたうえ、日米欧の株価指数が一段安となった。昨日のトランプ米大統領の発言を受けて、米中貿易協議の進展期待が削がれたことがリスクオフの動きにつながった。引き続き、NYダウ先物の反落と米長期金利低下などリスク回避ムードに円買いがやや優勢となった。

 

米国株相場が下落して始まったほか、米長期金利が低下傾向にあることを受けて円買い・ドル売りが優勢となった。パウエル米FRB議長の議会証言で、景気の基本的見通しについて慎重な見解を示したことで、利下げの可能性にも含みをもたせた。米国株の下げ幅を縮小したためリスク回避の動きは後退した。一部報道で『米中協議が農産物の購入を巡り暗礁に乗り上げた』と報じたことでドルが失速した。

 

★欧米主要経済指標

・英・10月消費者物価指数:前年比+1.5%(予想:+1.6%、9月:+1.7%)
・英・10月消費者物価コア指数:前年比+1.7%(予想:+1.7%、9月:+1.7%)
・英・10月生産者物価指数・産出:前年比+0.8%(予想:+0.9%、9月:+1.2%)
・英・10月生産者物価コア指数・産出:前年比+1.3%(予想:+1.5%、9月:+1.7%)
・ユーロ圏・9月鉱工業生産:前月比+0.1%(予想:-0.2%、8月:+0.4%)

 

・米・10月消費者物価指数(CPI):前年比+1.8%(予想:+1.7%、9月:+1.7%)
・米・10月消費者物価コア指数:前年比+2.3%(予想:+2.4%、9月:+2.4%)
・米・10月消費者物価指数:前月比+0.4%(予想:+0.3%、9月:0.0%)
・米・10月消費者物価コア指数:前月比+0.2%(予想:+0.2%、9月:+0.1%)
・米・10月財政収支:-1345憶ドル(予想:-1300億ドル、18年10月:-1004.91億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・108.62-109.15円のレンジ相場

・欧州各国の株式相場は全面安(ドイツ銀行:4.44%安)

・米中貿易協議の進展期待後退や香港情勢の緊迫化でリスク回避

・パウエル米FRB議長の議会証言では利下げの可能性も含みで安心感

・米10年債金利が一時1.86%台まで低下したことがドルの重石

・VIX指数は12.68から13.00へ上昇

 

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