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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 欧州通貨買いでドル売り強まる!

  • 2020/10/22
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、前日のユーロ/ドル上昇に端を発したドル全面安の流れが一段と進行した。なお、NYダウ先物は72ドル高に続伸した。英独仏の株価指数が1%前後の下落、日経先物も反落となる中、105.00円台を割り込むと下値を広げる展開となった。欧州市場では、欧州株は軟調地合いが続いたものの、NYダウ先物は下げ渋り、リスク回避の円買いは一服した。英・EUの通商交渉が再開の見通しで、11月半ばまでの合意を目指すとの報道を受けて、引き続きポンドや対円を中心としたドル売りが優勢となった。

 

米追加経済対策を巡るムニューシン米財務長官とペロシ下院議長の協議を睨む展開となった。クドロー国家経済会議(NEC)委員長が楽観的な見通しを示したため期待感から株式相場は急伸した。質への逃避のドル買いが後退した。しかし、メドウズ主席大統領補佐官は依然、州・地方政府支援を巡り相違があると言及すると、NYダウがマイナス圏に沈むとドル売りが緩み104円半ばまで持ち直した。NY市場ではFRBが公表するベージュブック待ちで小動きとなった。しかし、ベージュブックの内容がほぼ想定内の結果だったことでドルは小動きとなった。米国株が失速するとドル売りの勢いは後退し、104.62円付近まで下げ渋った。

 

★欧米主要経済指標

・カナダ・9月消費者物価指数:前年比+0.5%(予想:+0.5%、8月:+0.1%)
・カナダ・8月小売売上高:前月比+0.4%(予想:+1.1%、7月:+0.6%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は104.31-105.22円のレンジ

・英・EUの通商交渉合意の期待が高まりポンド買い先行

・米追加財政策の交渉をにらんだ展開

・米国株が失速するとドル売りの勢いは後退

・VIX指数は29.35から28.65へ低下

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