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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 株高と米長期金利上昇でドル買い優勢!

  • 2021/02/03
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物が155ドル高に続伸、日経先物は60円安に反落となる中、小動きながら104.94円前後で下げ渋りとなった。なお、欧州株は堅調に取引がスタートした。昨日高値の105.04円手前で頭の重さを確認すると、全般にドル売りが進んだ流れに沿って上値を切り下げた。ユーロ圏の域内GDPが低調な内容になり、ユーロ/ドルの下落を受け小幅に押し上げた。ユーロ売り・ドル買いの動きが加速したことに連れ、105.00円前後の高値圏でドル上昇基調を維持した。なお、NYダウ先物は266ドル高、米長期金利も1.105%付近に続伸した。その後もドル買いの流れが継続した。

 

底堅い動きも、積極的にドルを買い進める材料も乏しく105.06円を頭に105円近辺で伸び悩んだ。NYダウが350ドル超高まで上げ幅を拡大し、米長期金利は1.1%台に上昇したこともあり、ドル高の流れが継続した。NY序盤に加速したドル買いが一服し、105円前半で底堅く推移した。株高に連れてリスク選好の円売りが強まったほか、債券利回りの上昇に伴うドル買いも優勢になった。105.17円を頭にドルの上げは一服し、105.10円前後でこう着相場が継続した。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・10-12月期GDP速報値:前年比-5.1%(予想:-5.3%、7-9月期:-4.3%)
・ユーロ圏・10-12月期GDP速報値:前期比-0.7%(予想:-0.9%、7-9月期:+12.4%←+12.5%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は104.87-105.17円のレンジ

・ゲームストップなどの銘柄が大幅に下落する中で相場混乱が収束するとの見方

・一時105.17円と昨年11月12日以来の高値

・ワクチン購入のためのドル買いが意識された

・バイデン米政権による追加経済対策への期待から米長期金利も上昇

・VIX指数は30.24から25.56へ低下

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