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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 典型的なクリスマス休場前相場!
- 2019/12/24
- NYタイム
★欧州市場朝方の取引では、米長期金利の低下を背景にドルが弱含みとなり小幅安で取引を開始した。アジア市場終盤から小幅に値を下げる展開となった。NYダウ先物はプラス圏を維持したものの、米長期金利の低下でドル売りに押された。米長期金利の低下が一服すると、欧州序盤の安値から戻り歩調が観測されるも勢いが出なかった。ポンドなど対欧州通貨を中心にドル買いが進んだ影響を受けたほか、米長期近位が低下幅を縮小したこともあり、109.45円付近まで下値を切り上げた。
11月米耐久財受注額が市場予想を下回ったほか、11月米新築住宅販売件数も予想を下回ったことで、ドル売りがじわりと強まった。米長期金利が1.92%台まで上昇したことで大きく崩れる勢いもなく109.40円付近で推移した。典型的なクリスマス休場前の相場展開となった。多くの通貨がこう着状態となった。なお、米長期金利が1.93%まで上昇したが、金利上昇に対するドル/円の動きは限定的だった。
★欧米主要経済指標
・米・11月シカゴ連銀全米活動指数:0.56(予想‐0.33、10月:-0.76←-0.71)
・米・11月耐久財受注速報値:前月比‐2%(予想:+1.5%、10月:+0.2%←+0.5%)
・米・11月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比0%(予想:+0.2%、10月:+0.3%←+0.5%)
・米・11月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-0.3%(予想0、10月:+0.7%←+0.8%)
・米・11月新築住宅販売件数:71.9万戸(予想:73.2万戸、10月:71万戸←73.3万戸)
★欧米市場のポイント
・ドル/円は109.30-44円の狭いレジ相場
・英国の円滑なEU離脱は困難との見方からポンド売り継続
・典型的なクリスマス休場前の相場展開
・米国株は連日で史上最高値を更新
・11月米耐久財受注額と11月米新築住宅販売件数は予想下回る
・VIX指数は12.51から12.61へ上昇