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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 値幅のない動意を欠く展開!

  • 2020/10/09
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、前日から株高を受けたリスク許容度の改善の流れが持続する中、リスクに敏感な資源国通貨とポンドが対ドルで続伸となる一方、ドル/円は105.90円台と前日比横ばい水準となった。なお、NYダウ先物は150ドル高に続伸、米長期金利は0.769%付近に低下した。欧州市場では、欧州株式市場は主要指数が総じて強含むほか、NYダウ先物は堅調地合いを維持した。ドル/円は105.90円台の狭いレンジ内での動きが継続した。具体的な材料が乏しく、積極的な売り買いが手控えられ106円付近でもみ合った。

 

10月3日週の新規失業保険申請件数は84.0万件となり、9月26日週の84.9万件から減少となり、雇用情勢の改善が確認された。その後も、新規材料難から様子見ムードが広がり、狭いレンジ取引が継続した。ペロシ米下院議長が『包括的支援策なしに航空支援法のみの通過はない』と述べたことが嫌気されNYダウは一時マイナス圏に沈んだが為替相場の反応は限定的だった。その後に、ペロシ氏が一部通信社とのインタビューで『包括的支援策への取り組みが保証されれば、議会通過は可能』との認識を示すと株価はプラス圏を回復したが、為替への影響は見られなかった。

 

★欧米主要経済指標

・米・先週分新規失業保険申請件数:84万件(予想:82.0万件、前回:84.9万件←83.7万件)
・米・失業保険継続受給者数:1097.6万人(予想:1140.0万人、前回:1197.9万人←1176.7万人)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は105.90-106.04円のレンジ

・英国とEUのFTAを巡る協議への警戒感は根強い

・ECBの追加緩和策の実施思惑からユーロ売り

・米副大統領候補のテレビ討論会の通過で値動きが鈍った

・米追加経済策への発言で株価は振れるも為替への影響は見られず

・VIX指数は28.06から26.36へ低下

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