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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 低調な米雇用統計結果でドル買い!!

  • 2020/12/05
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、全般的なドル売りの流れは一巡し103.90円台に小幅反発した。なお、NYダウ先物は78ドル高、米長期金利は0.915%付近に小幅上昇した。NYダウ先物が110ドル高に再上昇となる中、為替市場ではドル売り・円売りが優勢の展開となった。ドル/円は一時104.02円前後にドルは反発した。欧州市場でドル/円は上げ渋り、104円付近でのもみ合いが続いた。欧米株価指数の堅調地合いを背景にユーロ・円が上昇し、ドル/円をけん引した。104円前後でNY勢の本格参入や米雇用統計の発表を待つ状態となった。

 

11月の米雇用統計は、米非農業部門雇用者数変化が予想を大きく下回った一方で、失業率と平均時給は予想を上回るなど、発表直後はわずかにドル売りに振れる場面もあったが、強弱まちまちの結果に反応は限定的となった。米長期金利が0.98%近辺まで一段と上昇した。低調な雇用統計の結果が、米追加経済対策を巡る協議に拍車をかけるとの期待が強まり米長期金利が急伸し、ドル買いが継続した。米長期金利の上昇が一服し、米国株高を背景としたリスク選好のドル売りも散見し、ドルの上値を圧迫した。

 

★欧米主要経済指標

・英・11月建設業PMI:54.7(予想:52.0、10月:53.1)

 

・米・11月失業率:6.7%(予想:6.7%、10月:6.9%)
・米・11月非農業部門雇用者数:+24.5万人(予想:+46.0万人、10月:+61万人←+63.8万人)
・米・11月平均時給:前年比+4.4%(予想:+4.2%、10月:+4.4%←+4.5%)
・米・10月貿易収支:‐631億ドル(予想:-648億ドル、9月:‐621億ドル←-639億ドル)
・米・10月製造業受注:前月比+1.0%(予想:+0.8%、9月:+1.3%←+1.1%)
・米・10月耐久財受注改定値:前月比+1.3%(予想:+1.3%、速報値:+1.3%)
・米・10月耐久財受注(輸送用機除く)改定値:前月比+1.3%(予想:+1.3%、速報値:+1.3%)
・米・10月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+2.4%(速報値:+2.3%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は103.82-104.24円のレンジ

・英国とEUの協議が大詰めで相場は神経質な動き

・欧米株の上昇に伴うリスク選好のドル売り

・米雇用時計発表後に米長期金利が大幅上昇でドル買い

・米国主要3指数は史上最高値を更新するリスク選好の動き

・VIX指数は21.28から20.79へ低下

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