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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 リスク選好でもドルの上値が重い展開!

  • 2019/10/05
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が小幅低下となったことを背景に、前日小幅水準でもみ合う展開となった。なお、欧州株は概ね堅調に推移した。米9月雇用統計の発表を控え、欧州勢本格参入後もドル/円の動意乏しくこう着商状を継続した。対ユーロなどでドル安が進んだ影響を受けたほか、日米株価指数先物が弱含んだことも相場の重石となりドルはじり安となった。米雇用統計の下振れ警戒からドル売りが優勢気味となった。米9月雇用統計では、非農業部門雇用者数がわずかに予想を下回った一方、前月分は上方修正された。また、平均時給は予想を下回ったが、失業率は予想より強い結果となり、一時ドルは下げる場面もあったもののその後は買い戻しが入った。

 

クドローNEC委員長が、米中閣僚貿易協議でポジティブサプライズの可能性も除外しないとしたため、期待感が広がりNYダウも一時200ドル超高となった。また、ナバロ米大統領補佐官が『雇用統計が好調でも追加利下げは必要』『ドルは過大評価されている』などと述べたことでドルは軟調となった。さらに、トランプ大統領が『中国と良い取引が出来るだろう』と発言したこともあり、米株式市場は上昇したものの、週末を前にドルロングは傾けにくい展開だった。パウエルFRB議長は『米経済はリスクを抱えているものの、全体的に良好な状態にある』『インフレは目標の2%に近づいているものの、やや下回っている』と発言したが、値動きは限定的だった。株価は堅調だったが、香港のデモや米大統領の弾劾調査など複数のリスク要因があるため、上値の重い展開だった。

 

★欧米主要経済指標

・米・9月非農業部門雇用者数:前月比+13.6万人(予想:+14.5万人、8月:+16.8万人←+13.0万人)
・米・9月平均時給:前年比+2.9%(予想:+3.2%、8月:+3.2%)
・米・9月失業率:3.5%(予想:3.7%、8月:3.7%)
・米・8月貿易収支:-549億ドル(予想:-545億ドル、7月:-540億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・106.52-107.13円のレンジ相場

・ソッソリ欧州議会議長は英国のブレグジット案を拒否

・比較的堅調な雇用統計を受けて投資家心理改善

・米中貿易摩擦緩和期待から米国株高

・VIX指数は19.12から17.04へ低下

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