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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 リスク選好も108円台に届かず!

  • 2020/05/28
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤では、欧州主要株価指数堅調に推移した。為替市場に目立った方向感は見られず、ドルは全般にもみ合う展開となった。欧州市場に入って動意は見られず、107円台半ばでこう着相場となった。欧州市場では、NYダウ先物が370ドル高と上げ幅を広げ、欧州株も堅調に推移したことでドル/円はリスク選好の円売りが優勢になった。『欧州委員会は5000億ユーロの補助金を計画している』との報道を好感してリスク選好の円売りが継続した。

 

英国がEUとFTAなどを締結できないまま移行期間が終了し無秩序を離脱に陥る可能性が意識され、欧州通貨でドル高にシフトしたことを支えに日通し高値を付けた。米長期金利が低下に転じたうえ、NYダウが上げ幅を急速に縮めたほか、108円台に乗せることが出来なかったことで、ドルは下押しした。28日に閉会する中国の全人代では香港における『国家安全法』が採択される見通しとなっていることで様子見ムードを強めた。米国株の検討な動きが支えとなった一方で、米長期金利の低下が重石となり107.70円前後で動意に欠ける展開となった。

 

★欧米主要経済指標

・米・5月リッチモンド連銀製造業指数:‐27(予想:-40、4月:-53)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は107.42-95円のレンジ相場

・英国はEU離脱の移行期間延長をしない考えを強調

・EU欧州委員会は経済再建に向け基金の新設を提案

・米10年債金利が低下に転じたことがドル相場の重石

・新型コロナワクチン開発の動向を好感しリスク選好

・108円台に乗せることが出来ず下押し

・VIX指数は28.01から27.62へ低下

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