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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 ドル買いも115円半ばで足踏み!

  • 2021/11/25
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場朝方の取引では、米長期金利の低下を受け、115円台を割り込んだものの下押しは限定され、114.90円台付近で小幅に反落した。なお、欧州主要株価指数は小幅高で取引をスタートとした。欧州市場では、欧州株式市場の主要指数がほぼ全面高となり、株高を好感した円売りが先行した。トルコリラが下げ止まったことも、円買いを弱めた。米長期金利が1.65%近辺に持ち直したことを背景にドル買いが再び優勢になった。NYダウ先物が160ドル超安に下げ幅を広げたことに連れ、リスク回避の動きにより114.90円前後でドルは軟調になった。

 

NY勢が参入し始め、米長期金利が上昇に転じるとドルは水準を切り上げた。新規失業保険申請件数は改善も米7-9月GDP改定値の下振れに一時反落するも切り返し底堅く推移した。米長期金利が1.69%台まで上昇したことが相場の支援材料になった。米10月コアPCE価格指数が1990年来で最大の伸びになったことでドル買いは継続した。2017年3月の高値115.51円が目先のレジスタンスとして意識されると買いは一服した。米FOMC議事要旨で『一部の当局者がテーパリング加速の正当性を維持』などタカ派的な内容を受け一時115.52円まで上昇した。

 

★欧米主要経済指標

・独・11月IFO企業景況感指数:96.5(予想:96.7、10月:97.7)

 

・米・7-9月期GDP改定値:前期比年率+2.1%(予想:+2.2%、速報値:+2.0%)
・米・7-9月期個人消費改定値:前期比年率+1.7%(予想:+1.6%、速報値:+1.6%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:19.9万件(予想:26.1万件、前回:27万件←26.8万件)
・米・失業保険継続受給者数:204.9万人(予想:203.2万人、前回:210.9万人←208.0万人)
・米・10月耐久財受注速報値:前月比‐0.5%(予想:+0.2%、9月:-0.4%←-0.3%)
・米・10月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.5%(予想:+0.5%、9月:+0.7%←+0.5%)
・米・10月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+0.3%(予想:+0.5%、9月:+1.3%←+1.4%)
・米・10月前渡商品貿易収支:-829億ドル(予想-950億ドル、9月-970億ドル←-963億ドル)
・米・10月コアPCE価格指数:前年比+4.1%(予想:+4.1%、9月:+3.7%←+3.6%)・米・10月個人所得:前月比+0.5%(予想:+0.2%、9月:-1.0%)
・米・10月個人消費支出(PCE):前月比+1.3%(予想:+1.0%、9月:+0.6%)
・米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:67.4(予想:66.9、速報値:66.8)・米・11月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:4.9%(速報値:4.9%))・米・11月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:3.0%(速報値:2.9%)
・米・10月新築住宅販売件数:74.5万戸(予想:80.0万戸、9月:74.2万戸←80.0万戸)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は114.78-115.52円のレンジ

・欧州での感染再拡大による行動制限の強化がユーロの重石

・UAEはトルコ投資を支援するため10億ドル規模のファンド設立

・25日米感謝祭休場を前にポジション調整目的の売り先行

・米長期金利が約1ヵ月ぶりに1.69%台まで上昇するとドル買い

・FOMC議事要旨では一部メンバーが速やかなQE縮小を支持

・VIX指数は19.38から18.58へ低下

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