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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 ドルは米金利低下で上値の重い展開!

  • 2019/08/16
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場朝方の取引では、一時前日のドル下落幅を取り戻すなど荒い上下動となったが、マーケットは次第に落ち着きを取り戻し、106円台前半でもみ合い商状となった。なお、欧州株は高安まちまちの展開となった。中国が『米国は米中首脳会談の合意を守っていない』などの見解を示したことを受け、米中対立への懸念が再燃し、リスク回避の円買いが再開した。米中対立への懸念が再び強まる中、NYダウ先物と米長期金利が下げ幅を広げるに連れ105.70円前後で日中安値を更新した。

 

NY勢の参入後にNYダウ先物が大幅安から上昇に転じ、米長期金利が1.51%台まで低下後、1.55%台に戻したことを受けドルが買い戻された。米7月小売売上高と米8月NY連銀製造業景気指数とも強い結果となったものの、反応は限定的だった。良好な経済指標は好感されたが、米中貿易交渉の先行き不透明感から上値の重い展開となった。米10年債が1.47%台、同2年債も1.46%台へ低下傾向を強めたことでドル売りとなった。パニック的な債券買いが収束すると米10年債に1.53%台に急回復したことで、ドルの買い戻しが入った。

 

★欧米主要経済指標

・英・7月小売売上高(自動車燃料含む):前月比+0.2%(予想:-0.2%、6月:+0.9%←+1.0%)

・米・7月小売売上高:前月比+0.7%(予想:+0.3%、6月:+0.3%←+0.4%)
・米・7月小売売上高(自動車除く):前月比+1.0%(予想:+0.4%、6月:+0.3%←+0.4%)
・米・8月NY連銀製造業景気指数:4.8(予想:2.0、7月:4.3)
・米・8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:16.8(予想:9.5、7月:21.8)
・米・先週分新規失業保険申請件数:22.0万件(予想:21.2万件、前回:21.1万件←20.9万件)
・米・失業保険継続受給者数:172.6万人(予想:168.5万人、前回:168.7万人←168.4万人)
・米・4-6月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率+2.3%(予想:+1.4%、1-3月期:+3.5%←+3.4%)
・米・4-6月期単位労働コスト速報値:前期比年率+2.4%(予想:+2.0%、1-3月期:+5.5%←-1.6%)
・米・6月企業在庫:前月比0%(予想:+0.1%、5月:+0.3%)
・米・8月NAHB住宅市場指数:66(予想:65、7月:65)
・米・7月設備稼働率:77.5%(予想:77.8%、6月:77.8%←77.9%)
・米・7月鉱工業生産:前月比-0.2%(予想:+0.1%、6月:+0.2%←0.0%)
・米・6月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く):+991億ドル((5月:ネット長期有価証券+46億ドル←+35億ドル)
・米・6月対米証券投資全体:+17億ドル(5月:+376億ドル←+329億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・105.65-106.31円のレンジ相場

・ECBメンバー発言で緩和拡大の思惑からユーロ売り

・メキシコ中銀が政策金利を5年2ヵ月ぶりに0.25%利下げ

・米中貿易摩擦への懸念を意識したドル売り

・米経済指標は概ね良好な結果内容

・米10年債金利は一時2016年8月以来の1.4732%前後へ低下

・VIX指数は22.10から21.18へ低下

 

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