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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 ドルの上値の重さが意識される展開!

  • 2020/04/18
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、NY原油先物が一時18ドル近辺に急落となったことを受け、株高も一服となる中、ドル買い・円買いの動きが優勢となった。ドルが全面高で推移していることでドルが下支えられる一方で、クロス円での円高に戻りを圧迫され、107.80円を中心にしたもみ合い商状を継続した。欧州市場で米長期金利が下げ渋りで全面的にドル買いに振れ107.90円台に浮上したが、ユーロ/ドルなどの下落が一服したことに伴って伸び悩む展開となった。

 

WTI原油先物が17ドル台半ばまで下落したものの、ドル買いの反応は見られず、全般にドル売りが強まった流れに沿った。NYダウ先物の上昇にもかかわらず、弱い経済指標を織り込み米長期金利が0.69%から0.62%へ低下したことで、ドル売りが継続した。ただ、前日の安値107.17円が目先サポートとして意識されると下げ止まり展開となった。NY序盤のドル売りが一服すると、107.65円近辺まで持ち直したが、買いも続かず107円半ばで小動きとなった。新規の材料が乏しく、週末要因も加わり値動きが鈍かった。その後、米FRBが国債購入ペースを従来の1日300億ドルから、1日150億ドルへ削減したのとの報道を受け米長期金利が上昇したことでドル買いが優勢となった。引けにかけては、107円半ばのこう着相場が続いた。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・3月消費者物価指数改定値:前年比+0.7%(予想:+0.7%、速報値:+0.7%)
・ユーロ圏・3月消費者物価コア指数改定値:前年比+1.0%(予想:+1.0%、速報値:+1.0%)

 

・米・3月景気先行指数:前月比‐6.7%(予想:-7.2%、2月:‐0.2%←+0.1%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は107.25-92円のレンジ

・WTI原油先物相場が急落でリスク回避のドル買い

・ウイルス治療薬の開発をめぐって楽観的な観測が浮上

・米FRBの国債購入ペース減額報道を受けドル買い

・VIX指数は40.11から38.15へ低下

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