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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 過度な円高進行も一服!

  • 2018/03/17
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

USDJPY0317

 

★欧州市場朝方の取引では、株価が下げ幅を広げる中、リスク回避による円買いが再燃し、円は主要通貨に対して全面高推移となった。欧州勢参入に伴い前日安値の105.79円の下抜けを狙った売りが持ち込まれ、目先のストップロスを巻き込んで下げた。ただ、NYダウ先物や日経先物が下げ幅を縮小するにつれ、円買いの勢いも一服した。その後米長期金利の低下が重しとなって、105.68円前後でドル軟調の流れが持続した。さらに、米政権内の混乱への懸念がドルの重しとなった。米国の保護貿易政策、日米や欧州(イタリア)政局に対する不透明感、さらに英国とロシアの対立が強まる中、欧州市場中盤の取引では、リスク回避を背景に円全面高の流れが持続した。また、3月期末に向けたレパトリの円買いの思惑も相まって円高傾向が継続した。米港の住宅着工件数や建設許可件数は市場予想を下回ったが、いずれも前月分が上方修正された。米長期金利が上昇に転じたことを受けてドルの買い戻しが入った。その後も米長期金利の上昇を手掛かりにしたドル買いの流れが継続した。2月米鉱工業生産指数や3月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)などが予想より強い結果となったことも支えとなった。アジア時間に付けた日通し高値106.38円が目先レジスタンスとして意識されるとやや上値を切り下げた。NY時間午後に入り次第に値動きが細った。

 

欧米市場で、ホワイトハウス高官の交代が発表されなかったため、米国の政局不透明感への懸念が和らいだ。また、住宅関連統計こそ市場予想より弱かったものの、米2月鉱工業生産指数や米3月消費者態度指数などが相次いで強い結果となったことを受けドルの買い戻しが強まった。

 

欧米市場では、105.60-106.20円のレンジとなった。週明けもこの上値・下値が意識されやすい。引けにかけてじり安となったことから、上値の重さが意識される。本邦勢のリパトリの動きも下旬にかけて一巡すると、過度な円高圧力が抑制されやすい。また、本邦勢の新年度に向けた新規投資も始まることで、ドル/円も底堅い動きになる可能性もあるので注意。

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