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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 近くて遠い107円台!

  • 2018/02/24
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

USDJPY0224

 

★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物が堅調に推移する一方、米長期金利が伸び悩みとなったが、ドルは主要通貨に対してやや反発した。ただ、クロス円が軟調に推移していることを受け、ドル/円の戻りは鈍かった。米長期金利が低下に転じたことを受け、全般的にドルが伸び悩み106.80円台まで下落した。しかし、米長期金利が2.90%付近で落ち着き、ドル売りは一服した。その後、欧州株が一時全面安となり米長期金利が2.88%台まで低下したことで、ドル売り・円買いが優勢となった。欧州市場終盤に106.60円台へ下落したが、NY勢参入後も反発は限定的で戻り売り優勢の地合いとなった。トランプ大統領の保守政治活動会議(CPAC)での保護主義的な演説内容を受け、米長期金利が2.9%を割り込み2.87%まで低下したことでドル売りが優勢となった。NYダウが引けにかけて350ドル超高まで上昇したことを背景にショートカバーが入り106.90円台まで持ち直した。なお、ダドリー米NY連銀総裁は『量的緩和は依然として有用な手段』ウィリアム米サンフランシスコ連銀総裁は『FRBのガイダンスは段階的な利上げを示している』などと述べたが相場の影響は限定的だった。

 

欧米市場に入ると、106.90円近辺が上値目処となり上値の重い展開となった。そのため、107.00円が近くて遠い展開だった。週明けも107.00円が一旦上値目処となりやすい。一方、下値では106.50円が下値目処として意識された。トランプ大統領が再び保護主義的な発言が増えてきたことで、ドルの上値を抑える可能性が高まってきた。NY市場でも106.90円台から下落した一因となるなど、トランプ大統領の保護主義的な発言はドル安を誘発することには注意が必要となる。また、パウエル新FRB議長の28日の米下院議会での議会証言が、27日に1日前倒しとなった。ただ、3月1日の予定の上院での証言は変更されない見通し。

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