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東京株式市場 大地震で手仕舞ムード誘発?
- 2016/04/15
- アジアタイム
S&P500種株価指数は0.1%未満上げて2082.78。NYダウは0.1%高の17926.43ドルと、昨年7月20日以来の高値。米株市場は、米銀決算内容見極めようとする中、金融株が引き続き買い先行となった。第1・四半期決算は減益、しかしながら市場予想に沿った内容だったバンク・オブ・アメリカが2.5%上昇し、S&P総合500種構成銘柄で最大の上げ幅となった。増産凍結合意を目指し主要産油国会合を控える原油先物価格は前日終値付近でもみあったが引け際に失速し、41.50ドルで取引を終了。GLOBEXの6月限日経先物(円ベース)の清算値は前日比205円高の16805円。出来高は67575枚。14日の大証終値(16900円)比95円安となった。ドルベース清算値は16845円。熊本県を中心とした大規模な地震発生。マーケット的にはGLOBEX市場や為替相場を見る限り、影響は限定的のようだ。しかしながら、当事者達を考えると心配です。昨日、225先物市場ではアルゴ買いが話題だった。1分間当たり合計20枚程度の自動取引。5時間で約6000枚の取引が観測された。昨日の手口からは225先物市場でニューエッジ6261枚の大幅買い越しが目立ち、市場では、ニューエッジ経由の動きと話題を誘った。CTAやアルゴリズムの取引がどのような形で入ってくるか、注目したいところだ。
【買い材料】
・米国株式市場-ほぼ変わらず 金融の決算は市場予想並み
・欧州株式市場-小幅高、原油高は足踏み
・NYダウ上昇(17926.43、+18.15)
・米債券市場-反落、リスク選好ムードの流れ継続
・NY為替-ほぼ模様眺め、熊本地震の被害規模が焦点に(109円30-40銭)
・日銀によるETF買い入れによる下支え
・日経平均は上昇(16911.05、+529.83)
・黒田総裁、このところの円高「行き過ぎ」
・日産自、高速道で自動運転
・恐怖指数VIXは13.72、前日比低下
【売り材料】
・パナマ文章による租税回避問題
・熊本で震度7、激しい揺れ伴う余震のおそれ
・金日成主席の誕生日、動向に警戒
・米国務省、北朝鮮の中距離ミサイルに関する報道を把握-朝鮮半島情勢を注視
・ナスダック下落(4945.89、-1.53)
・CME225先物(16805、-95)
・NY原油先物-小幅続落、IEAの月報公表「均衡に近づく」(41.50、-0.26)
・中国1-3月期GDP、前四半期を下回る見込み=第一財経日報
【その他注目点】
・CRB指数-反落 アルミニウム、ニッケルが上昇 天然ガス、金が下落
・NY金先物-続落 リスク選好ムードで購入意欲が低減
・米先週分新規失業保険申請件数25.3万件(予想27.0万件)
・米シカゴ連銀総裁が講演
・米IMF・世界銀行の春季会合(ワシントン、17日まで)
・オーストラリア準備銀行(中央銀行)が金融安定報告書公表
・プーチン・ロシア大統領
「現況のペースで使っていっても4年はもつ十分な外貨準備がロシアにはある」
13:30 特定サービス産業動態統計(2月)
13:30 鉱工業生産(2月) -6.2%
11:00 中・鉱工業生産指数(3月)
11:00 中・小売売上高(3月)
11:00 中・GDP(1-3月)
11:00 中・固定資産投資(3月)
15:00 欧・欧州新車販売(3月)
16:00 トルコ・失業率(1月)
18:00 欧・貿易収支(2月)
21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景況指数(4月)
22:15 米・鉱工業生産指数(3月)
22:15 米・設備稼働率(3月)
23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(4月)
29:00 米・対米証券投資収支(2月)
《決算発表》
ゲンダイAG、ゲンキー、日置電、安川情報、ハウスリート、レイ、トーヨーアサノ、ハウスレジ
《米決算発表》
シティグループ
《新規上場》
エディア
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