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日米金利差からドル/円をみると!
- 2016/04/08
- アジアタイム
★為替変動要因の一つとして日米金利差がある。一般的には2年債の金利差の拡大・縮小でドル/円が変動しやすいと言われているが、2年債の比較チャートは入手し難いので日米10年債利回りの金利差チャートを使用する。2月11日をボトムとして、日米金利差が拡大していたことで、円高進行を食い止めていた。しかし、3月22日以降米FRBの追加利上げ観測の後退から急速に金利差が縮小したことで、ドル/円も一気に円高進行となった。
注目点は金利差が縮小と円高進行にタイムラグがあった。
今後も日米金利差が縮小するなら、世間で言われている1ドル=105円までの円高進行を覚悟しなければならないだろう。そういう意味でも、今後も日米金利差に注意する必要がある。
昨日の米国債券市場の10年債利回りは1.69%で終了した。日本時間10:24の時間外取引の米国債券利回りは1.711%と上昇していることから、円高傾向が止まっている可能性が高い。