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ドル/円は介入警戒感後退で売り優勢!
- 2016/04/08
- NYタイム
★欧州市場の序盤の取引では、円買いの勢いが加速し、ドル/円は108.50円近辺に大幅続落となった。市場では、『安倍首相自ら為替介入に慎重な姿勢を示したことなどからドル安トレンドが継続する公算が大きい』との指摘があった。その後も円買いが止まらず108円台割れ寸前まで下落したが、108円台割れを回避したことにより一旦円買いの勢いは一服した。米労働省が発表した4月2日週の新規失業保険申請件数が26.7万件となり、市場予想の27万件を下回って米雇用改善期待が高まったがドル/円はもみ合いとなった。NY勢参入後も、『安倍トレード』を解消する円買いが激化し、日通しで約2円の大幅下落となった。NYダウ・日経平均先物の大幅安や米長期金利の低下幅拡大でドル売りが再開された。その後は、急ピッチで下げた反動からショートカバーが進みドルの買い戻しが強まった。ただ、NYダウが再び下落幅を広げ米長期金利が低下したことで108.10円付近までドル売りが再開された。