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東京株式市場 ほぼ全面安
- 2016/04/05
- アジアタイム
日経平均は朝方こそ16000円の攻防での取引であったが、自動車など輸出関連株や銀行株といった大型株が売り先行となり、16000円を下回ったあとは、円高を誘発しつつ、さらに下げ幅を広げる展開となった。後場には、財務省と金融庁、日銀が国際金融市場に関する情報交換を目的とした幹部会合を開催すると伝わると、日経平均はいったんは1万5800円台で下げ渋る動きをみせたが、大引けにかけて、CTAファンドと観測される大口売りが先行し、再度軟化した。トヨタは連日の年初来安値更新。週末の4月SQを控え、デルタヘッジの売りも225先物から観測された。OSE225先物は14時34分に15680円の日中安値を付け、前日比320円安の15730円で終了した。2月12日の安値(14800円)から直近の戻り高値となる3月14日の高値(17170円)までの上昇幅(2370円)の半値押し(15985円)と61.8%押し(15705円)となったが、円高基調が止まる雰囲気がなく、指数先物も下げ止まる気配は見せない状況だ。TOPIXの終値は前日比34.34ポイント(2.6%)安の1268.37、日経平均株価は390円45銭(2.4%)安の1万5732円82銭。TOPIXの1300ポイント割れは2月29日以来。日経平均の1万6000円割れは2月24日以来で、ことし最長の6日続落記録に並んだ。東証1部の出来高は22億3387万株。売買代金は2兆2797億円。騰落銘柄数は値上がり43銘柄、値下がり1896銘柄、変わらず11銘柄。