Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前日比0.4％上げて2063.95で取引を終了。年初来の上昇率は１％。ＮＹダウは前日比83.55ドル（0.5％）高の17716.66ドルで取引を終了。ナスダック総合指数は0.5％高し、今年に入って初めて200日移動平均を上回って取引を終えた。ラッセル2000指数は0.12%高で大型株が堅調に推移していた。前日、イエレンＦＲＢ議長が世界経済のリスク上昇を理由に利上げに慎重になると示唆したことが、引き続き買いを誘発している模様だ。また、3月のｵｰﾄﾏﾁｯｸ･ﾃﾞｰﾀ･ﾌﾟﾛｾｯｼﾝｸﾞ(ADP)の全米雇用ﾘﾎﾟｰﾄで民間部門の就業者数は20万人増となり、市場予想の平均値(19万6000人増)を上回る内容を好感する買いも観測されていた模様だ。前日のOSEのﾅｲﾄｾｯｼｮﾝ6月限は、OSE比90円高の17030円で終えた。売買高は1万4856枚。CME日経先物(円建て)の清算値はOSE比45円高の16985円。円建ての売買高は5万枚台で取引は活況だった模様。本日の日経平均株価は、ドレッシング買い期待も加わり17000円台の値固めを目指す展開か？。イエレンラリーで米株は続伸したものの、ﾄﾞﾙ安･円高の状況が続いている状況でｱﾝﾀﾞｰﾊﾟﾌｫｰﾑしやすい状況でもあるが・・・日経先物の立会外取引で、野村證券の売り越しが目立った。日経ﾚﾊﾞ(1570)の純資産･口数が減少しつつあることなど、日経ﾚﾊﾞの解消売りに伴う先物売りの可能性がないとは否めない。

寄り前外資系注文状況(５社ﾍﾞｰｽ)は、売り900万株、買い１８８０万株で差引き980万株買い越しと観測。ｾｸﾀｰ別は売り金属・輸送用機器･小売･銀行･その他製品･海運･通信･機械などから、買い 銀行･薬品･化学･電機･食品･情報通信･その他金融などから観測。金額売り：122億円、買い208億円。

【買い材料】

・米国株式市場－ダウ平均は4日続伸　緩やかな利上げ見通しを引き続き好感（17716.66、+83.55）
・ナスダック上昇（4869.29、+22.67）
・CME225先物は大阪取引所比で上昇（16985、+45）
・米3月ADP全国雇用者数 +20.0万人（前回発表値 +21.4万人）
・欧州株式市場－大幅上昇、米4月利上げの警戒感後退で
・米債券市場－反落、株高・原油高で安全資産に売り
・欧州債－反落、リスクオンで安全資産に売り
・政府目標、訪日客、20年に4000万人
・NY金先物－関連市場がリスクオンで、利食い売り
・恐怖指数VIXは13.56、前日比低下
・人民元の30日の中間レートは1米ドル＝6.4841元、前日比で0.338％元高

【売り材料】

・世界経済の減速懸念
・連続テロによる投資家のリスク回避姿勢
・NY為替－ドル安継続、ドル円は112円半ばで重い（112円45-50銭）
・日経平均（16878.96、-224.57）
・米マイクロン、売上高30％減

【その他注目点】

・NY原油先物－ほぼ横ばい、大幅反発後に失速（38.32、+0.04）
・CRB指数－続落　オレンジジュース、アルミニウムが上昇　小麦、ニッケルが下落　
・FRB議長、追加利上げは慎重に判断
・政府、訪日中国人ビザ緩和へ
・日韓に核武装求めるトランプ氏提案、「国際社会が支持してきた政策と全く逆」＝米報道官
・都道府県別預金・現金・貸出金(2月、日本銀行)
・決済動向(2月、日本銀行)
・石油統計(2月)
・住宅着工件数(2月)
・建設工事受注額(2月)
・電子材料生産実績(1月)
・電子部品グローバル出荷(1月)
・外国為替平衡操作(為替介入)実施状況(3月)
・トルコ・GDP(10-12月)
・トルコ・貿易収支(2月)
・英GDP確定値(10-12月)
・ユーロ圏消費者物価コア指数速報値(3月)
・米新規失業保険申請件数(先週)
・米消費者信頼感指数(先週)

・08:50　対内対外証券売買(先週)
・16:00　カーニー英中銀総裁会見（東京、金融安定理事会総会の結果について）
・19:00　外国為替平衡操作(為替介入)実施状況(3月)

・15:00　独・2月小売売上高（前月比予想：+0.4％、1月：-0.1％修正値）
・16:55　独・3月失業率（予想：6.2％、2月：6.2％）
・17:30　英・10-12月GDP確定値（前年比予想：+1.9％、速報値：+1.9％）
・18:00　ユーロ圏・3月消費者物価指数速報値（前年比予想：-0.1％、2月：-0.2％）
・18:30　南ア・2月生産者物価指数（前年比予想：+8.5％、1月：+7.6％）
・21:00　南ア・2月貿易収支（予想：-43億ランド、1月：-179億ランド）
・21:30　米・先週分新規失業保険申請件数（予想：26.5万件、前回：26.5万件）
・21:30　カナダ・1月GDP（前月比予想：+0.3％、12月：+0.2％）
・22:30　エバンス米シカゴ連銀総裁が討論会（米経済と金融政策）に参加
・22:45　米・3月シカゴ購買部協会景気指数（予想：50.8、2月：47.6）
・06:00　ダドリーNY連銀総裁講演（金融危機からの教訓）

《決算発表》
タキヒヨー、トライステージ、シベール、ダイユーエイト、パレモ、テクノアルファ、スター・マイカ、クラウディア、ＪＭＮＣ、岡山製紙、ニイタカ、日本エンタ、ＵＳＥＮ、ミルボン、宝印刷、キユソー流通、日プロセス、ジャステック、北恵、アルテック、セキチュー

《新規上場》
エボラブルＡ、ＰＲタイムズ

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