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東証続落 円高を嫌気
- 2016/03/30
- アジアタイム
225先物は円高進行を嫌気し、4営業日ぶりに反落。前日比160円安の16940円で取引を終了した。取引高は3万4825枚と低調だった。週末に3月日銀短観や米3月雇用統計を控え、手控えムードの中、米FRBが利上げを慎重に進めていく姿勢を示してドル安・円高が進んだことや、原油市場が下落したことから企業業績の先行き不透明感が高まった模様だ。安倍首相から、追加経済対策検討との発言もあったが、相場は無反応だった。イエレンFRB議長が性急な政策引き締めはないとの姿勢を示したことを受けて、前日のNY外国為替市場ではドルが主要通貨に対して値を下げ、東京市場でもこの流れが継続され、一時1ドル=112円20銭台までドル安 ・円高が進んだ。OSE225市場で、5日線は前日の16894円から16920円に小幅上昇し、25日線は16665円から16699円に続伸した。25日線が下値のサポートラインと想定される。JPX日経インデックス400も続落。終値は前日比196.78ポイント(1.58)安の1万2249.67。TOPIXも続落、21.31ポイント(1.55%)安の1356.29。東証1部の出来高は19億1183万株、売買代金は2兆4億円。騰落銘柄数は値上がり466銘柄、値下がり1419銘柄、変わらず59銘柄。東証業種別株価指数は全33業種が値下がりした。
現物株市場で話題だったのが、エアバッグのリコール費用が最大2.7兆円と報じられたタカタで、ストップ安。また、1993-2006年ごろ、創業家の知人やその関係企業と不適切な取引が発覚し、計約209億円を流出させていたと報じられた王将フードもストップ安。