★3月22日PM12：00以降のドル/円の60分足では、24時間線（緑：日足では1日線）や雲の上限を下値支持ラインとして上昇していた。しかし、昨晩のイエレンFRB議長の講演で、予想外のハト派的な講演内容だったことから米長期金利が急低下し、ドルインデックス指数も低下したことから、一気に円買い・ドル売りの流れとなった。そのため、雲の下限を下抜けし、120時間線（赤：日足では5日線）を下回ったことで下落基調となっている。また、26期間先の先行スパンでは、先行スパン2が上、先行スパン1が下になっていることから下落基調を示現している。

MACD（パラメータ：12、26、9）では、ゼロラインの下方でMACDとシグナルは下向きを維持している。ストキャスティクススロー（14、3、3、20、80）では、売られ過ぎとなる20％を下回る横ばいとなっている。

今後の注目点では、240時間線（茶：日足では10日線）の112.50円が下値支持ラインとして意識されている。また、上値では120時間線（赤：日足では5日線）の113.01円が上値抵抗ラインとなりやすい。このまま、240時間線が下値支持ラインを維持できるかが注目点となる。ただ、下値では実需筋や新年度に向けた本邦機関投資家などのドル買いもあり、円高が加速するということは現状では考えにくい。