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イールドスプレッドで10月13日の米国株市場を先取り!

  • 2020/10/13
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場では、三指数全て4日続伸する展開となった。大統領選挙の世論調査で、民主党バイデン候補の勝率上昇を背景に、大規模な経済対策への期待が強まり上昇して寄り付いた。また、上海株式市場が大幅に上昇したことで米国株にも買いが波及したほか、今週から本格化する米企業決算への期待から主力ハイテクや金融株に買いが集まった。指数は一時370ドル超上げた。一方米長期金利は、コロンブスデーで休場だったことから利回りは変わらずだった。このところ、米長期金利の変動幅が上下に大きくなっており、日々イールドスプレッドへの影響が強まる展開となっている。そのため、今後も米長期金利の動向には注意が必要となる。イールドスプレッドからは、以前と比べて三指数ともかなり割高感が出ており、引き続きリスク回避の材料が出ると大幅下落しやすい。米長期金利も底打ちして0.7%台後半まで上昇していることから、イールドスプレッドの縮小要因となっている。今後も金利が上昇するようなら、株価調整しやすい地合いが強まるので注意が必要となる。

 

感染拡大が縮小することや新型コロナウイルスのワクチン・治療薬が開発されるなど、終息の方向が出るまでは不安定な市場が続きやすい。また、新型コロナウイルス感染『第2波』が懸念されている。さらに、米大統領選を控えて、米中対立の激化が懸念されている。しかし、経済活動再開で先行きの景気回復の期待感が株価を押し上げている。そのため、期待感が薄れるような事態となると、再び下値模索の動きとなりやすい。VIX指数は25.00から25.07へわずかに上昇した。VIX指数が20台半ばで推移していることで、リスク回避の動きは継続している。株価の日中ボラティリティが高まっていることから、しばらくは不安定な動きが続く。S&P500 が上昇したにも関わらず、VIX指数が上昇する展開となっていることで直近で下落調整しやすいので注意となる。

 

NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。一方で割安の目安では、イールドスプレッドがNYダウ:4.0%台、S&P500:3.8%~4.0%台、NASDAQ:2.3%~2.5%台で割安感からの反発となりやすい。割安感となるイールドスプレッドを大幅に上回っていることから、相場が落ち着くと戻りも大きくなりやすい。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲3.324%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

                20/09/1‐▲2.867%、20/10/9-▲2.926%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/8/5-▲4.102%、

               20/2/28-▲4.541%、20/3/23-6.017%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・10月9日:▲2.926%⇒10月12日:予想▲2.893%(前日比で縮小:割高)

 

10月12日のNYダウが4日続伸した一方で、米長期金利はコロンブスデーで休場のため前日と変わらずわずだったことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.324%から▲0.431%と平均値より下方かい離したことで割高になった。19年1月3日の大底▲4.226%から▲1.333%下回った。19年8月5日の大底▲4.102%を▲1.209%下回った。20年2月28日の大底▲4.541%から▲1.648%下回った。20年3月23日の6.017%から▲3.124%下回った。大統領選挙の世論調査で、民主党バイデン候補の勝率上昇を背景に、大規模な経済対策への期待が強まり上昇して寄り付いた。また、上海株式市場が大幅に上昇したことで米国株にも買いが波及したほか、今週から本格化する米企業決算への期待から主力ハイテクや金融株に買いが集まった。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲2.774%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%、19/04/25-▲2.966%

               20/08/27-▲2.677%、20/10/9-▲2.725%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/8/5-▲4.002%、

                19/8/15-▲4.179%、20/2/28-4.499%

               20/3/23-▲6.222%

・10月9日:▲2.725%⇒10月12日予想▲2.669%(前日比で縮小:割高)

 

S&P500が4日続伸した一方で、米長期金利は休場で変わらずだったことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.774%から▲0.105%と平均値より下方かい離したことで割高になった。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%を▲1.200%下回った。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%を▲1.333%下回った。19年8月15日の▲4.179%を▲1.510%下回った。20年2月28日の大底▲4.499%から▲1.830%下回った。20年3月23日の6.222%から▲3.553%下回った。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲1.807%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%、19/4/25-1.468%

               20/08/27-▲1.452%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/8/15-▲2.383%、

              19/8/15-▲2.498%、 20/3/16-▲4.094%

・10月9日:▲1.509%⇒10月12日予想▲1.452%(前日比で縮小:割高)

 

NASDAQが4日続伸した一方で、米長期金利は休場で変わらなかったことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲1.807%から▲0.355%平均値より下方かい離したことで割高になった。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.727%下回った。19年8月5日の大底となった▲2.383%に対して▲0.931%下回った。19年8月15日の大底となった▲2.498%に対して▲1.046%下回った。20年2月28日の大底2.803%から▲1.351%下回った。20年3月16日の▲4.094%から▲2.642%下回った。

 

NASDAQのイールドスプレッドは、米長期金利は休場で変わらなかった一方で、株価が4日続伸したことで縮小した。今週から本格化する米企業決算への期待から主力ハイテクや金融株に買いが集まった。アップルやアマゾンのイベントを控えてハイテク株の急伸も後押しし引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。一時のイールドスプレッドより半分以下まで縮小しているため、引き続き割高感から利益確定売りが出やす地合いとなっている。NASDAQのイールドスプレッドは、▲1.4%台半ばまで低下して推移している。割高感が続いていることから、ネガティブなニュースが出ると引き続き下落しやすい地合いが続いている。また、2%台まで拡大するまでは割安とは言えない。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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