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日米欧のびっくり指数は市場の期待値を上回る展開!

  • 2020/08/28
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★シティグループが算出しているエコノミック・サプライズ指数(びっくり指数)は、各種経済指標と事前予想との食い違い(かい離幅)を指数化し、ゼロ(予想通り)を挟んで、上下(プラス・マイナス)で示した指数である。雇用や生産などの各種経済指標が事前の市場予想と比べてどうだったかを指数化したもので、実績が予想を上回れば指数は上昇、逆に下回れば下落する仕組みとなっている。

この指数は市場の期待値に対して上回るものが多いのか、それとも下回るものが多いのかを示す指数である。市場の期待値に対して上回る指標が多ければ当然に株価や通貨が高くなりやすい。一方で、市場の期待値を下回り続けると、市場参加者が景気の先行き懸念が生じることから、遅行して株価や通貨などが下落しやすい。

 

日米欧のびっくり指数を見てみる。米国のびっくり指数から見てみると、4月30日の▲132.0から7月16日の+237.9まで上昇して上げ止まって、高値圏でのもみ合いとなっている。それだけ、市場予想を上回る経済指標結果となっており、市場の期待値を大きく上回る結果となっている。そのため、先行きの景気回復期待が膨らむ内容となっている。欧州では5月11日の▲304.6から8月7日の+211.9まで上昇した後は、やや上値が重くなりピーク時よりは鈍化傾向となっている。8月27日現在では+146.0で推移している。欧州も8月上旬までの勢いはないものの、市場の期待値を大きく上回っていることから、回復基調が継続している。日本の場合は、欧米とは違った動きとなっており、欧米がピークアウトして回復傾向が強まる中、5月27日の+56.9から7月7日の▲100.1まで下落した。欧米が市場予想を上回る回復基調となっていたことから、日本の景気回復にも期待感が高まり強めの市場予想が出ていた可能性が高い。しかし、それほど日本の回復基調が強くなかったことから、市場予想を下回る結果が多かった可能性がある。しかし、7月7日がボトムとなり、その後は回復基調が強まって8月27日現在で+27.3まで回復している。

 

欧米の株価や通貨が強いのは、このびっくり指数が高水準で推移しているからである。一方で、日本の株や通貨が欧米から見劣りするのは、欧米に比べて市場予想を上回る強い結果になっていないことが主因と思われる。

また、ユーロがドルに対して強い展開となっていたが、このところドルが持ち直しているのは、びっくり指数で米国が欧州を上回る展開となっていることにある。

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