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東京株式市場は円高に対して米株高のジレンマの展開か!?
- 2016/03/18
- アジアタイム
前日の米NYダウは5日続伸。終値は前日比155ドル73セント(0.9%)高の1万7481ドル49セントと、2015年12月30日以来およそ2カ月半ぶりの高値を付けた。原油高や米景気への期待感が先行したほか、緩和的な米金融政策が長引くとの希望的観測から買いが優勢となった。米原油先物市場では、主要産油国が増産凍結で合意するとの期待から買いが先行し、1バレル=40ドルを突破。清算値は4.5%高の40.20ドルとなった。一方で、NY外国為替市場ではドルが続落。2日間の下げは2009年以来で最大。ドル円はNY時間で110円台まで突入したが、日銀がレートチェックをしていると噂も流れ、111円台半ばまで戻っている。17日のGLOBEXの6月限日経先物(円ベース)の清算値は前日比140円安の16700円。17日の大証終値(16820円)比120円安。出来高は69530枚だった。また、ドルベース清算値は16770円で17272枚の商いだった。今日の東京株式市場は円高に対して米株高のジレンマに挟まれての展開か!?一方で18日付けのの読売新聞は「首相、消費増税先送り検討…経済減速に配慮」と報道。早朝のGOLEXの日経先物(円建)は、16765円で始まったあと、CME清算値近辺の推移となっており、円高の影響は米株高および読売新聞報道に救われた印象か!?
寄り前5社ベースの外資系証券会社売買動向は、売り1910万株/買い2180万株との観測。セクター別は、売り 精密・銀行・通信・サービス・自動車・薬品・機械・その他製品・食品・情報通信などから、買い 銀行・電機・自動車・不動産・食品・機械・小売・その他金融・商社などから観測。金額は売り270億円、買い307億円。
【買い材料】
・消費増税先送り検討報道
・米国株式市場-素材・エネルギー、工業株が高い(17481.49、+155.73)
・NY原油先物-ドル安受けて大幅続伸、40ドル台を回復(40.20、+1.74)
・ナスダック上昇、(4774.99、+11.02)
・恐怖指数VIXは14.44、前日比低下
・米先週分新規失業保険申請件数、26.5万件(予想26.8万件)
・米3月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、12.4(予想-1.5)
・日銀、決済機構局に「フィンテックセンター」新設へ
・中国人民銀がMLF金利引き下げ、市場で利下げ観測が浮上
・人民元の17日の中間レートは1米ドル=6.4961元、前日比で0.325%元高
【売り材料】
・CME225先物は大阪取引所比で下落、16700で引け(16700、-120)
・世界経済の減速懸念
・北朝鮮が弾道ミサイル発射
・NY為替-ドル一段安、ドル円は年初来安値を更新
【その他注目点】
・スイス中銀 政策金利を据え置き 中心値は-0.75%
・英BOE 政策金利0.50%に据え置き-資産購入枠も据え置き
・インドネシア中銀、政策金利0.25%ポイント引き下げ、7.0%から6.75%へ
・CRB指数-続伸 原油、銀が上昇 小麦、アルミニウムが下落
・欧州株式市場-高安まちまち、資源株は高い
・2月日本製半導体製造装置BBレシオ
・電力需要(2月)
・鉄鋼生産(2月)
・百貨店売上高(全国・東京地区2月)
・アグレ都市デザインが新規上場
・グローバルグループが新規上場
・フェニックスバイオが新規上場
・イワキポンプが新規上場
・ヒロセ通商が新規上場
・アイドママーケティングコミュニケーションが新規上場
・中不動産価格指数(2月)
・ロシア中央銀行が政策金利発表
・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(1月28-29日分)
・16:00 独・2月生産者物価指数(前年比予想:-2.6%、1月:-2.4%)
・21:30 カナダ・2月消費者物価指数(前年比予想:+1.5%、1月:+2.0%)
・21:30 カナダ・1月小売売上高(前月比予想:+0.6%、12月:-2.2%)
・22:00 ダドリーNY連銀総裁あいさつ(金融機関の監督に関する会議)
・23:00 米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:92.2、2月:91.7)
・24:00 ローゼングレン米ボストン連銀総裁パネル討論参加
・03:00 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(フランクフルト、金融政策)
・欧州首脳会議(最終日)
《決算発表》
石井表記、トミタ電機
《新規上場》
アイドマMC、ヒロセ通商、イワキポンプ、PXB、グローバルG、アグレ都市