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イールドスプレッドで1月17日の米国株市場を先取り!高値警戒感強まる!

  • 2020/01/17
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場では、三指数は上昇したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。そのため、NYダウとS&P500に割高感が強まる結果となった。そのため、株価が上値追いとなるには米長期金利の低下がポイントとなる。また、市場の注目は米国企業の10-12月期決算結果に移っており、昨晩もモルガンスタンレーの決算を受け買いが優勢となった。欧米タイムで株価指数が動きやすい展開となっている。米国株への過熱感が高まってきたことから、十分注意する必要がありそうだ。NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。三指数とも割高危険水位までスプレッドが縮小してきているので注意。

 

NYダウは、5日SMAの29,000ドルがサポートラインとして意識されており、上昇基調は継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜けしてきたことで、再び上昇基調となってきた。ただ、史上最高値圏で推移しており、米企業決算次第で上下に振れる展開が予想される。また、NYダウは過熱感が出ており、いつ下振れしても不思議ではない状況となっていることには警戒が必要である。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.140%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・1月15日:▲3.124%⇒1月16日予想▲3.054%

 

1月16日のNYダウが上昇したうえ、米長期金利も大幅に上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲4.140%から▲1.086%と平均値よりかい離していることで割高になっている。18年12月3日の天井▲3.069%より+0.014%縮小した。19年4月25日の天井3.048%まで▲0.006%に接近してきた。米長期金利が上昇したうえ株価が上昇したことで、イールドスプレッドが急速に縮小して割高感が強まった。

 

NYダウ上昇したことで株式益利回りは低下した。また、米長期金利が上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小した。米国債券に対してNYダウが前日比で割高となった。前日比ではNYダウを買うよりも米国債券を買う方が良いことになる。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、12月小売売上高が堅調な内容となり、買いが先行した。また、米中政府が15日に貿易協議の『第1段階合意』文書に署名したことを好感した買いが続いた。さらに、モルガン・スタンレーの10-12月期決算が予想を大きく上回ったことも投資家心理の改善につながった。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.479%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%、19/4/25-▲2.966%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・1月15日:▲3.479%⇒1月16日予想▲3.026%

 

S&P500が上昇したうえ、米長期金利が大幅上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.479%から▲0.453%とかい離していることで割高になっている。また、18年12月3日の天井となった▲2.731%まで▲0.295%に接近した。19年4月25日の天井となった2.966%まで▲0.060%に接近した。S&P500のイールドスプレッドも3.0%割れ寸前まで縮小してきていることから、買われ過ぎ過熱感が強まってきた。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.126%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%、19/4/25-1.468%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・1月15日:▲1.813%⇒1月16日予想▲1.750%

 

NASDAQが上昇したうえ、米長期金利が上昇したことでイールドスプレッドが前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.126%から▲0.376%と平均値より縮小した。また、18年12月3日の天井となった▲1.198%まで▲0.552%に接近した。19年4月25日の天井となった▲1.468%まで▲0.282%に接近した。NASDAQは15日のPERが29倍台後半から27倍台後半に急低下したことで、割高感が修正された。そのため、さらに上昇基調となる可能性もある。

 

NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。特に米中通商協議の行方に左右されやすく、報道に振れやすい地合いとなっている。米中貿易交渉の進展期待が高まると買われやすい。一方で、米中関係悪化の報道では、売られやすい展開になりやすい。

 

三指数のイールドスプレッドは、三指数とも上昇したうえ、米長期金利も上昇したことで縮小した。米長期金利が今後も上昇するようなら、イールドスプレッドはさらに縮小しやすく米国株の割高感がより強まりやすい。NYダウやS&P500はかなり割高感が強まってきていることから、何時下落調整しても不思議ではない状態となっている。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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