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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 重要イベント控え相場の方向感出ず!
- 2019/12/10
- NYタイム
★欧州市場朝方の取引では、ドル/円の戻りは依然鈍く、108.53円近辺でドル軟調の流れが持続した。なお、欧州主要株価指数は小幅反落して取引を開始した。欧州株やNYダウ先物の弱含みでリスク回避的な円買いが進み、クロス円がドル/円を下押しした。また、米長期金利の低下が止まらず、ドル売りを誘発した。一旦押し目買いに下支えられると、米長期金利が下げ渋るに連れ、108.50円台に小幅持ち直した。しかし、欧州株がマイナス推移となったことによるリスク回避傾向の円買いや、米長期金利1.814%前後へ低下したことによるドル売りが重石となった。
米経済指標の発表などもなく、手掛かり材料に欠けたことから相場は方向感が出なかった。その後、関係筋によると、米国、メキシコ・カナダ協定(usmca)がようやく、署名成立が近いとの報道が好感され、ドル買いがやや優勢となった。好調な米3年債入札の結果を受けドルは一旦伸び悩んだ。手掛かり材料が乏しい中、108.60円近辺でもみ合う展開となった。
★欧米主要経済指標
特になし
★欧米市場のポイント
・ドル/円は108.39-68円のレンジ相場
・英総選挙で保守党の勝利で合意なきり立ち回避の思惑からポンド買い
・欧州株の下落を背景にリスク回避目的の円買い優勢
・重要イベント控えて相場の方向感出ず
・米3年債の好調な入札結果を受けドル/円伸び悩む
・VIX指数は13.62から15.86へ上昇