フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

株式・FX・商品情報

マーケット情報

株式・FX・商品情報

イールドスプレッドで11月22日の米国株市場を先取り!

  • 2019/11/22
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場では、三指数ともに下落したうえ、米長期金利も低下したことで、イールドスプレッドは三指数とも拡大する結果となった。三指数とも割高なほどは買われているわけではないものの、過去のイールドスプレッドと比較して割安感は薄れてきている。3指数ともに史上最高値を更新しているものの、米長期金利が以前に比べて低いことから、過熱感が抑えられている。米長期金利の動向が重要なポイントとなる。

 

NYダウは、3日連続陰線引けとなり10日SMAの27,819ドルを下抜けする展開となった。早々に回復するようなら短期的な上昇基調は継続するが、戻りが鈍いと一旦下押しの可能性が高まる。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%D:84.97、Slow%D:94.92と高水準で、%DがSlow%Dを下抜けしてきていることから、下押しバイアスが強まる可能性もある。今後も長期金利の動向次第で上米国株の割高感が意識されるようになる。NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。割高になると米国株を売って、安全資産である債券などに資金がシフトされやすくなり、米国株の下落調整しやすい地合いとなる。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.334%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・11月20日:▲3.513%⇒11月21日予想▲3.497%

 

11月21日はNYダウが下落したものの、長期金利が上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲4.334%から▲0.837%と平均値よりかい離が縮小している。18年12月3日の天井▲3.069%まで▲0.428%に接近してきた。19年4月25日の天井3.048%まで▲0.449%に接近してきた。

 

NYダウが下落たことで株式益利回りは上昇した。一方で、米長期金利が上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小した。米国債券に対してNYダウが前日比で割高となった。前日比ではNYダウを買うよりも米国債券を買う方が良いことになる。米中両政府が貿易協議『第1段階』の合意への署名を目指す中、香港を巡る対立が協議の妨げになるとの懸念が強まり売りが広がった。半面、『米政府は米中合意がない場合でも12月15日に予定する対中追加関税の第4弾の発動を見送る公算』との報道も伝わり、相場を下支えした。原油先物価格の上昇を背景にエネルギー株が買われたことも指数のサポート要因となった。

 

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.660%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%、19/4/25-▲2.966%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・11月20日:▲3.453%⇒11月21日予想▲3.434%

 

S&P500が下落したものの、米長期金利が上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.660%から▲0.226%と平均値より縮小している。また、18年12月3日の天井となった▲2.731%まで▲0.703%に接近した。19年4月25日の天井となった2.966%まで▲0.468%に接近した。株価指数の下落率よりも米長期金利上昇率の方が大きかったことで、イールドスプレッドは縮小した。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.154%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%、19/4/25-1.468%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・11月20日:▲1.868%⇒11月21日予想▲1.851%

 

NASDAQは下落したものの、米長期金利が上昇したことでイールドスプレッドが前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.154%から▲0.303%と平均値より縮小した。また、18年12月3日の天井となった▲1.198%まで▲0.653%に接近した。19年4月25日の天井となった▲1.468%まで▲0.383%に接近した。

 

NASDAQは割高にはなっていないが、イールドスプレッドが未だに2.00%台割れとなっており、割安感も払しょくしてきている。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。特に米中通商協議の行方に左右されやすく、報道に振れやすい地合いとなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは、指数が下落したものの、米長期金利が上昇したことで、三指数ともに縮小した。米国株は史上最高値近辺に推移しているものの、割高感を感じるまでは買われているわけではない。だだし、全般米国株への割安感は薄れてきている。割高・割安感がないということは見方を変えれば、上振れ・下振れしやすいとも言える。また、米長期金利が上昇すると、一気に米国株に割高感が出てくるので、今後の米長期金利の動向には注意が必要となる。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

新規口座開設キャンペーン開催中

コンサルタント取引限定キャンペーン1

コンサルタント取引限定キャンペーン2

一覧へ戻る

各種資料請求・WEBセミナー